【日帰りOK】奄美・古仁屋から船で行く加計呂麻島 ”チャリ旅” 徹底ガイド

アジア

・旅の起点:奄美大島・古仁屋港から加計呂麻島への船の乗り方とアクセス
・【日帰りモデルコース】レンタサイクルで巡る加計呂麻島の絶景スポットと所要時間
・【注意点】食事難民にならないために!加計呂麻島の少ない飲食店事情と昼食対策

※2025年10月時点の情報

 奄美大島の南にある加計呂麻島(かけろまじま)をご存知でしょうか?名前の響きが独特でなんか心をひかれますよね!
 この加計呂麻島は横長の形をした島で瀬相港(せそうこう)と生間港(いけんまこう)の2つの港から訪れることができる島です。
 奄美大島の南部の港町、古仁屋(こにや)から「フェリーかけろま」というフェリーで簡単に訪れることができます。
 島の大きさも、大きすぎず、小さすぎず、観光するにはちょうどいい大きさになっています。せっかく奄美大島まで来たのであれば、なかなか訪れることができない加計呂麻島にも足を運んでみませんか?
 加計呂麻ブルーと呼ばれる、きれいな青色をした海が皆さんを待っています!
 今回は、奄美大島の古仁屋からのアクセス方法の詳細や、加計呂麻島をレンタサイクルを利用して実際に周遊した経験をもとに、観光案内や注意点をご紹介していこうと思います!

①奄美大島・古仁屋からの「フェリーかけろま」乗船ガイド

 出発点となる奄美大島の古仁屋の港は、奄美大島の「しまバス」の南ルートの終点、「せとうち海の駅」にあります。
 ここから加計呂麻島行きの「フェリーかけろま」が発着しています。加計呂麻島以外にも、もっと小さな離島の良路島(よろしま)や請島(うけじま)などにいくフェリーもここから発着しています。
 このせとうち海の駅には、フェリーかけろまのチケットオフィス以外に、加計呂麻島も含めた観光案内所やお昼時のみ営業しているレストランなどがあります。
 加計呂麻島は奄美大島とは別の島ではあるものの、行政区分的には奄美大島南部の古仁屋と同様に瀬戸内町に属した島となっているため、古仁屋にある瀬戸内町の観光案内所が加計呂麻島についてもカバーしています。

せとうち海の駅
古仁屋港から望む加計呂麻島

 フェリーかけろまのチケットは片道360円、往復690円となっており、最初から往復チケットを購入した方が若干安いです。
 なお、片道チケットは当日のみ有効、往復チケットは購入の翌日まで有効となります。
 購入は有人カウンターでもできますが、カウンターの右にある自動券売機であれば、クレジットカードやQR決済が可能です。

チケットカウンター
券売機
加計呂麻島行きのフェリー フェリーかけろま

 古仁屋は小さい集落ですが、港の近くにファミリーマートやスーパーマーケットがありますので、買い物にも困りません。
 加計呂麻島では売店などがほとんどないため、翌日の早朝に加計呂麻島へ出発する場合は、古仁屋で飲み物やお菓子などの軽食を前日に用意していくことをオススメします!

 奄美大島の古仁屋港から加計呂麻島を日帰り往復して観光する場合、加計呂麻島の入り口を西側の瀬相港にするか、東側の生間港にするかを決めないといけません。
 私は加計呂麻島を日帰りで訪れた後に、奄美大島の名瀬まで移動する予定があったため、できるだけ早朝から動ける第1便でいくことができる瀬相港の往復を選択しました。
 実際に利用した便の時間は下記の通りです。

・往路 古仁屋 7:00発 瀬相港 7:25着

・復路 瀬相港 14:40発 古仁屋 15:05着

フェリーかけろま 乗船口
フェリーかけろま 船内

 今回、レンタサイクルを加計呂麻島で利用しました。生間港はシティサイクルタイプとマウンテンタイプの2種類があるのですが、瀬相港はマウンテンタイプしかないので、シティサイクルタイプを利用したい方は要注意です。

 料金体系は下記の通りです。事前に電話で予約をして港で借りる形になります。実際には予約なしでも問題なく利用できますが、予約をしておくと、貸し出す自転車を事前に再度確認・調整作業を行なってくれているようでしたので、予約をしておいた方がいいと思います!

  1. マウンテンバイクタイプ  4時間3,000円 8時間5,000円 24時間8,000円  
    ※超過料金1時間1,000円
  2. シティサイクルタイプ4時間2,000円 8時間3,500円 24時間5,000円  
    ※超過料金1時間800円

 支払いは前払いで現金のみです。レンタサイクルの受付は港のフェリーチケット販売所の方が担当しています。ワンオペで行なっているので、フェリーチケットの販売等を行なっていて若干待たなくてはいけないことがありますが、仕方がないのでゆっくり待ちましょう!
 なお、電話での予約時には、返却は同じ港でする必要があると言われたのですが、加計呂麻島の港の担当者の方は、「どちらの港に返しても問題ないから、都合に合わせて検討してくれれば大丈夫だよ!」とおっしゃっていました。
 加計呂麻島は坂道が多く、起伏が激しい島なので、どちらの港で自転車を借りるとしても、シティサイクルよりもマウンテンバイクの方が断然オススメです。
 今回は7時間ほどの時間を利用して島を周りましたが、電動自転車ではあるものの、かなり疲れました。
 時間と体力が足りずに北部や南部まで周ることができませんでしたので、もし島を全体的に楽しみたいという場合は、島に宿泊して1泊2日の日程を組むと堪能できると思います。

瀬相港 客船ターミナル
フェリーかけろまの時刻表

②日帰りサイクリング モデルコース紹介!

 当日に電動マウンテンバイクで周ったルートをご紹介いたしますので、訪問時の参考にしていただければと思います。
 生間港からの出発の場合は、順番は変わるかもしれませんが、行く場所はおそらくあまり変わりませんので、参考にはできると思います!
 なお、入場料などが発生する観光地はありませんので、ご安心ください!

  • 瀬相港
  • 嘉入の滝
  • 大岩とガジュマル
  • スリ浜海水浴場
  • 生間港
  • 安脚場戦跡公園
  • 諸鈍長浜公園
  • 諸鈍デイゴ並木
  • かけろまカフェでランチ 鹿児島産黒豚軟骨定食
  • 於斉のガジュマル
  • 伊子茂まもる君
  • 瀬相港

 電動マウンテンバイクの場合、ずっと最高出力にしっぱなしでない以外は島を横断しても電池がなくなることはないかと思います。
 私の場合は、坂道は電気を切る、坂道以外はエコモードを利用するなどの節電もした上で、7時間利用で返却時に電池の残りは40%ほどと、比較的余裕を持ってゴールすることができました。
 なお、加計呂麻島ではランチを食べることができる場所が非常に限られているため、事前のコース決めの時に、昼時にどの辺にいて、どの辺で食事をするのかを事前にある程度決めておいた方がいいと思います。
 私は、2つほど食事処がある諸鈍でランチを食べられるようなルート設定をしました。諸鈍以外ですと、瀬相港前の土産物屋で弁当を買うか、伊子茂やスリ浜などのカフェに立ち寄るかくらいしか選択肢がないと思います。

③準備ができたら、いざ出発!自転車で周る加計呂麻島観光!

 瀬相港から嘉入の滝&大岩とガジュマルまでは40分ほどかかりました。基本的にはずっと登り坂のため、電動自転車をずっとHighのまま使っているとすぐに電池が減っていってしまうので、帰りの下り坂などは電気をoffモードにして電気消費量をコントロールしていきました。
 加計呂麻島は坂を下ることが多い島なので、下る場合は必ずoffにして最後まで電池が持つように調整をした方がいいです。
 嘉入の滝は、雨不足で水量が少ないと地元の人がおっしゃってましたが、十分見応えのある滝でした!
 滝とガジュマルを見学後は再度同じ道で瀬相港まで戻って、島の反対側、東の方向へ向かいます!

嘉入の滝の案内板
嘉入の滝
嘉入の滝
大岩とガジュマル
大岩とガジュマル

 瀬相港から生間港までは1時間超かかる長旅になりますので、途中で休憩を取ったり、スリ浜海水浴場で遊んだりしながら向かうといいと思います。
 地元の人が言うには、スリ浜海水浴場は伊子茂湾と並んで海がキレイとのことでした。確かに白い砂浜と海の景色が最高でした!
 周りにはちょっとしたゲストハウスや、ゲストハウスに併設された簡易的なカフェもあります。

スリ浜の入り口
スリ浜
スリ浜

 生間港から安脚場戦跡公園までは5.5kmほどの距離で30分ほどで到着しました。
 途中、本当にこの道であっているの?と思ってしまうような海沿いの道もありますが、Google mapなどを利用して向かっていけば大丈夫だと思います。
 安脚場戦跡公園は高台にある駐車スペースで自転車を停めて、そこから坂道を上がって公園内をぐるっと回りながら戦争の史跡を巡っていく形になります。
 ゆっくり周って1時間ほどで見学ができます。

生間港
生間港から安脚場戦跡公園に向かう途中の道
安脚場戦跡公園の駐車場からの景色
安脚場戦跡公園の案内板
安脚場戦跡公園の貯水池
安脚場戦跡公園の防空壕
安脚場戦跡公園の第1展望台
安脚場戦跡公園の防備衛所
安脚場戦跡公園の弾薬格納庫

 安脚場戦跡公園から山道の近道を使って諸鈍までは30分くらいで到着できます。
 ちょうど生間港から安脚場戦跡公園に向かうと、途中で十字路があり、左が安脚場戦跡公園、まっすぐが安脚場の集落、右の山道が諸鈍へ行く道となっているので、安脚場戦跡公園を観光後にそこから諸鈍に向かいます。
 諸鈍長浜公園には映画「男はつらいよ」のロケ地の石碑があります。男はつらいよは「一人の役者が演じた最も長い映画シリーズ」としてギネスブックにも載っている映画です。
 映画シリーズとしては50作あるものの、最後の2作は総集編的な特別編であったため、この加計呂麻島で撮影された48作目が通常の映画としては、最後の映画でした。
 そのためか、加計呂麻島はかなり男はつらいよのロケ地で押している印象があります。
 諸鈍デイゴ並木を散歩したら、かけろまカフェでランチを食べました。日替わり定食の鹿児島産黒豚軟骨定食を990円で注文しました!軟骨がホロホロと煮えていて、すごく美味しかったです!

諸鈍長浜公園 男はつらいよのロケ地の石碑
諸鈍長浜公園
鹿児島産黒豚軟骨定食

 諸鈍から生間港を経由して瀬相港に帰る途中で於斉のガジュマルと伊子茂まもる君に立ち寄りました。
 この2カ所は瀬相港から3km程度と近いので、瀬相港から出発するのであれば、最初に行ってもルート的には問題ないかと思います。
 伊子茂湾も地元の人が、海がきれいなオススメの場所だとおっしゃっていました。

於斉のガジュマル
於斉のガジュマル 男はつらいよ ロケ地の石碑
伊子茂まもる君

 帰りで時間がもし余っても、瀬相港の待合室はWifiも利用できますし、目の前にお土産屋さんがあるので、時間潰しはできると思います。
 私は目の前のお土産屋さんで奄美地方の伝統飲料の「みき」を買って飲みました。
 米、さつまいも、砂糖を入れて発酵した「米のヨーグルト」と呼ばれている健康飲料で、初めて飲みましたがすごくおいしかったです!
 甘みとクセのあまりない、甘酒みたいな感じでしょうか?この後、本当にみきにハマって、奄美群島にいる間、ほぼ毎日みきを飲んでました!

奄美群島の伝統飲料 みき

④まとめ

 今回は、奄美大島の南にある細長い離島、加計呂麻島について紹介をさせていただきました。
 奄美大島の古仁屋から気軽に日帰りでも訪れることができ、レンタサイクルなどで周ることもできる非常に魅力あふれる島でした!
 奄美大島に行ってもなかなか、南部の古仁屋やその南にある離島にまで足を運ぶ人が多くないのが現状ですが、実際に訪れた人間からすると、行かないなんてとてももったいない!というのが感想です。
 観光地化がまだまだなされていない、昔ながらの離島の生活も垣間見ることができ、オススメです!
 最後に実際に加計呂麻島に訪れて感じた感想を簡単に箇条書きしていこうと思います!

  • 山や峠が多くて坂道多い!
  • ちょうどいい大きさの島で観光がしやすい!
  • 今度は1泊してゆっくり観光したいな!
  • 加計呂麻島の出ている男はつらいよが見たくなった!
  • こんな離島にも戦争の跡が残されているなんて知らなかった
  • 自転車の運転でヘトヘトになった後のみき、とてつもなくおいしかった!