【石垣島】離島ターミナル完全ガイド!空港アクセス・フェリー比較・「乗り放題パス不要論」の真実

アジア

・旅の始まりはスムーズに!石垣空港から離島ターミナルへの最適アクセス
・安栄観光 vs 八重山観光フェリー:共通乗船券の廃止で変わった「会社の選び方」
・【徹底検証】なぜ「乗り放題パス」をおすすめしないのか?3つの落とし穴

※2026年1月時点の情報

 沖縄の石垣島を拠点として、波照間島、小浜島、竹富島、黒島、鳩間島の5つの離島に行ってきました!
 石垣島は周辺の離島への玄関口として知られていますが、実際にどの会社のフェリーに乗ればいいのか、乗船券はどのように買うとよいのか、などなど心配なことが多いと思います!
 今回は、実際に何度も乗船した経験をもとに、具体的にそれらの心配事について解説していきたいと思います!

 石垣島は観光地として有名ですが、周りの離島は竹富島だけ行って帰ってしまうという人もとても多いと思います。
 ぜひとも今回ご紹介する内容を参考に、複数の離島にお出かけいただけるとうれしいです!


①離島旅の出発点は石垣空港から!空港から離島ターミナルへのアクセスについてご紹介!

 石垣空港からは、カリー観光の直通バス、東運輸の路線バスとタクシーの3つの選択肢があります。
 もちろんタクシーが1番簡単ではありますが、市の中心部に位置する離島行きフェリーが発着する離島ターミナルまでは3,300円ほどかかります。
 バスであれば、直通バスでも路線バスでも片道550円で行けますし、空港からは1時間に3本ほど中心街までバスが出ていますので、長い時間待つこともないかと思います。
 それらを考慮すると、複数人数でタクシーをシェアするなどの場合以外ではバスでの移動の一択かと思います!
 なお、石垣島のバスはすべてクレジットカードでタッチ決済できるので、非常に便利です!
 クレジットカードで乗る場合は、乗る時と降りる時に2度タッチする必要がありますので、ご注意ください。

 カリー観光の直通バスの場合は、離島ターミナル行き、東運輸の路線バスの場合はバスターミナル行きとなりますが、東運輸の路線バスも終点のバスターミナルの1つ手前の停留所が離島ターミナルとなります。
 どちらに乗っても料金は同じですし、所要時間も30分ほどで、ほとんど変わりませんので、石垣空港の外に出てバス乗り場に着いたら、次に出発するバスに乗ってしまえば問題ございません。

石垣空港のバス停
離島バスターミナル行きのバス
離島ターミナル
東運輸のバスターミナル

②徹底比較!! 安栄観光 VS 八重山観光フェリー

 石垣島は周辺の島々の拠点となっており、離島に行く際は必ずこの離島ターミナルを利用します。
 離島から離島への直行便は非常に限られており、離島間の移動でも石垣島の離島ターミナルで乗り継ぐかたちになります。
 この離島ターミナルにはフェリーを乗る人のみならず、たくさんの観光客が訪れ、港に面したところにある、石垣島が誇るボクシング元世界チャンピオンの具志堅用高さんの有名な銅像と記念写真を撮っています!
 市内には具志堅用高さんの記念館もありますので、ご興味のある方は、ぜひ訪れてみてください!

具志堅用高さんの銅像

 離島ターミナルからはたくさんのフェリーが運行しておりますが、安栄観光が1番大きいフェリー会社で、次が八重山観光フェリーとなり、ほぼこの2社で運行しています。
 正面入り口から離島ターミナルに入ると、右側が安栄観光、左側が八重山観光フェリーのカウンターになります。
 実は、以前は安栄観光と八重山観光フェリーの乗船券は共通で、どちらの会社の運行便でも乗れていたのですが、2020年10月以降は共通券が廃止されたため、事前にどちらに乗るかを決めないといけなくなりました。
 料金もあまり差がなく、どちらをどう利用すればよいか悩んでしまう方が多いかと思いますので、色々な側面から2社を比較していきたいと思います!

安栄観光 乗船券の自動券売機
安栄観光 有人カウンター
八重山観光フェリー カウンター

1. 運行路線

安栄観光
波照間島の航路を持っています

八重山観光フェリー
竹富島と小浜島の路線の運行便数が多いです

2. 最新の運行状況の確認方法

安栄観光 
その日の運行状況を朝5時50分ごろにホームページ上で更新しますので、都度確認が必要です

八重山観光フェリー 
当日と翌日の運行予定がホームページ上で確認できます。ただし翌日の運行予定は前日の昼ごろにホームページ上で発表されます。

 石垣島からたくさんの離島に限られた日程で行く場合、実はこの運行状況の確認できるタイミングというのがとてつもなく重要になってきます!
 例えば、冬の鳩間島や西表島の上原港については、フェリーの運行確率がとても低いので、鳩間島や西表島の上原港に行く予定の人は注意が必要です。
 冬の運行確率は20%以下とも言われており、つい最近も20日以上連続で欠航したことがニュースにもなっていました。

 今回も私が滞在した1週間のうち、鳩間島と西表島の上原港は2日しか運行していませんでした。ただ、確率から言うと、1週間の滞在で2回も運行していたということは、とても運が良かったと言えます。
 鳩間島や西表島の上原港などの運行確率の低い便は、当日と翌日の運行状況が確認できる八重山観光フェリーの方が日程を立てやすいと思います。

3. 予約期限

安栄観光 
前日の18時までしかネット上で予約ができません。往復の場合は、往路は時間指定をし、復路は往路出発後14日以内であればどの便も利用可能なフリーチケットとして発券されます。
復路は現地でフリーチケットを時間指定する必要もなく、そのままQRコードを乗員に見せるだけで乗船ができます。

八重山観光フェリー 
いつでもネット上で予約ができます。往復ともに時間指定が必要になります。なお、往復の場合でも往路と復路で別々に予約を取らないと行けないのですが、ネット予約の場合、割高の片道運賃は適用されず、自動的に往復割引運賃が適用された値段で販売されています。

 いつまで予約ができるのかというのも、限られた日程でたくさんの離島に行く場合はとても重要になります。
 前述の通り、冬の鳩間島や西表島の上原港は運行確率が非常に低く、事前に運行が確約されてから予約したいのですが、安栄観光の場合、当日の朝にならないと運行状況がわからないにも関わらず、予約は前日の18時までしかできないという、若干不親切な仕様になっています。
 ネット上で事前予約をすると往復割引料金で購入することができるのですが、運行確率の低い路線では利用がしづらいかたちになっています。

 もちろん事前予約した上で、欠航した場合は全額払い戻しはされますので、欠航する確率が高くても事前予約することはできるのですが、できれば支払い&払い戻しを繰り返したりするのは避けたいな、と思うのが利用者側としての本音です。
 ただし、ここで複雑にしているのが、欠航確率の高い路線での安栄観光と八重山観光フェリーの運行確率が同じではない、というところです。
 どちらかというと安栄観光の方が少しぐらいの時化であっても、運行を決定する傾向があり、八重山観光フェリーは無理をしない傾向にあります。
 そのため、事前予約は翌日の運行状況も確認できて、いつでもネット上で予約ができる八重山観光フェリーが利便性が高いものの、肝心の運行確率については、事前予約がしづらい安栄観光の方が当てになる、ということなんです…

4. フリーパス(乗り放題チケット)

安栄観光 
3日から5日のフリーパスがあり、石垣港で購入が可能です。ネット上での購入はできません。ただし後述の理由からオススメはできません

八重山観光フェリー 
かりゆし周遊券という3日もしくは4日間のフリーパスがあります

 波照間島に行く予定があったので、元々八重山観光フェリーではなく、安栄観光の14,000円の5日間フリーパスを利用しようと思っていたのですが、鳩間島にいけないと損をしてしまうことになってしまいます。
 且つフリーパスの場合、事前の利用便の予約ができず、席が空いていれば乗れるという条件(ただし冬などのローシーズンは乗れないことはありません)や、フリーパスを持っていても乗船のたびに、必ず有人カウンターに立ち寄り、燃油サーチャージを別途支払った上で、発券してもらわないと乗れないという悪仕様となっています。
 そのため、今回はフリーパスの利用はやめて、普通のネット予約に切り替えました。
 通常のチケットの場合、燃油サーチャージを含んだ料金のため、別途支払う必要はありません。

 ちなみに安栄観光の波照間島、黒島、竹富島、小浜島、鳩間島の5島に行く場合の燃油サーチャージも含めた料金差は、下記の通りです。

・5島を訪れた場合

フリーパス 18,720円

港で購入 20,130円

ネットで事前予約 19,124円

 上記の通り、5島全ての島に行けるという前提であれば、ほんの少しだけフリーパスの方が燃油サーチャージ分を考慮しても安くなりますが、乗船のたびに有人カウンターに足を運んで燃油サーチャージを支払わないといけない、という謎仕様があると正直利用をためらいます。
 普通のネット予約のチケットであれば、カウンターによることなく、そのまま乗船することができますし…
 次にフリーパス購入後に鳩間島に行けなかった場合の料金差について見ていきます。

・鳩間島に行けず、4島のみの場合

フリーパス 17,520円

港で購入 14,960円

ネットで事前予約 14,212円

 上記の通り、鳩間島に行けないとなった瞬間にフリーパスは割高なチケットへと変化します。リスクとカウンターでいちいち燃油サーチャージを都度払わないと行けない面倒さ、予約ができない不便さを考えるとフリーパスにする利点はあまりなさそうですね…

 一方、八重山観光フェリーの場合、3日券が10,000円、4日券が11,000円で燃油サーチャージも込み&ネット上での購入が可能ですので、波照間島に行く予定がなく、運行確率の低い航路を利用せずに黒島や西表島の大原港などの比較的料金の高い路線を利用する場合は、検討の余地はありです。
 ただし、最初に利用する便の20分前までに石垣島の離島ターミナルの有人カウンターに行く必要がありますので、注意が必要です。

安栄観光 小浜島行きのフェリー
八重山観光フェリー 鳩間島&西表島 上原港行きのフェリー

③まとめ

 今回は、石垣空港から離島ターミナルまでのアクセス方法と、2大フェリー会社の安栄観光と八重山観光フェリーの色々な側面での比較について、ご紹介させていただきました。
 最後に今回紹介した内容を要約したものを箇条書きしていきたいと思います!それらの特徴や条件を考慮した上で、どちらの会社の便が皆さんに合うかをご検討いただければうれしいです!

  • 安栄観光だけが波照間島の路線を運行しています
  • 竹富島と小浜島の路線は八重山観光フェリーの方が便数が多いです
  • どちらの会社もネット予約の方が少し安いです
  • 八重山観光フェリーはいつでもネット予約できる反面、安栄観光は前日18時までしか予約ができません
  • 八重山観光は当日と翌日の運行状況を確認できますが、安栄観光は当日しか分かりません
  • 安栄観光のフリーパスは使い勝手が悪くオススメできません
  • 冬の鳩間島と西表島の上原港は運行確率が20%と、とてつもなく低いので要注意です