・アンナプルナ・トレッキングの概要:3泊4日で巡る黄金ルートと準備
・【1日目】ポカラから登山口ナヤプル経由でウレリへ!ヒマラヤの懐へ踏み出す第一歩
※2025年11月時点の情報
※1NPR(ネパールルピー)=約1.1円
※1USD(アメリカドル)=約150円
ネパール旅行といえば、ヒマラヤ山脈のトレッキングというイメージを持たれる人も多いのではないでしょうか?
本格的な登山となると、体力や経験などの問題から行くことができる人が限られてくると思いますが、トレッキングについては、個々の体力に応じてコースを選んだり、距離を決めたりすることができるため、色々な人が比較的気軽に楽しむことができるアクティビティかと思います!
ネパールのヒマラヤ山脈のトレッキングルートは、たくさんありますが、1番手軽に行くことができるのが、ポカラを拠点としたアンナプルナ山群のトレッキングではないでしょうか。
今回は、実際にガイドを雇ってアンナプルナ・トレッキングへ3泊4日で行った時の情報を皆さんにご紹介していきたいと思います。
1つの記事にまとめると非常に長くなってしまうため、いくつかの記事に分けてご紹介します。今回は、トレッキングツアー全体の詳細とナヤプルからウレリまでの1日目の旅程をご紹介していきます!
ちなみに登山、トレッキング、ハイキングとたくさん似たような用語がありますが、諸説ある中でも一般的な違いを簡単にご案内していきます。下記、ご参照ください!
- 登山…山頂を目指して、山を登っていくこと
- トレッキング…山頂にこだわらず、古来より地元民に使われていた道を使って山歩きを楽しむこと
※3つの用語の中で1番定義があいまいで、いろいろな意味合いがあります - ハイキング…比較的なだらかな道を歩いて、自然景観を楽しむこと
①3泊4日 アンナプルナ・トレッキング 日程・費用等ご紹介!
今回利用した旅行会社はタメル地区にある、「Adventure Himalaya Circuit Treks & Tours(P.) Ltd.」という会社です。少しだけ日本語ができるスタッフもいます。
こちらの旅行会社については、別の記事で詳しくご紹介しているので、ご興味のある方は、下記リンク先の記事もご参照ください!
ポカラからアンナプルナの3泊4日ツアーの料金は、350ドル(約52,500円)となります。
今回のトレッキングツアーのルートはプーンヒル・トレッキング(Poon Hill Trekking)と呼ばれているトレッキングコースです。
アンナプルナ・パノラマトレッキング(Annapurna Panorama Trekking)やゴレパニ・トレッキング(Ghodepani Trekking)と呼ばれることもあります。
まず、350ドルのツアー代金に含まれているものは下記のものになります
- ポカラからの往復の送迎
- ナヤプル(Nayapool)からダンプス(Dhampus)までのトレッキング
- 英語ガイド
- アンナプルナ・トレッキングの許可証取得
- 3泊分の宿代
- 山登り用のポール貸し出し
※事前にお願いすればダウンジャケットの貸し出しも可能です - 1日3食(初日のランチから、最終日のランチまで計10食)
- プーン・ヒルのサンライズのビューポイント入場料
- ヒマラヤ山脈の絶景(別にツアー会社のおかげではありませんが…記載がありました)
- トレッキング途中に美しい滝へ案内(トレッキングルート沿いにたくさんあります)
- 少数民族の村で地元民の生活等を見学(全ての村が少数民族の村になります)
- 旅行会社の手数料
- ツアーにかかるすべての税金
次に、ツアー代金に含まれていないものは下記のものになります。
- 食事の際の飲み物代(朝食時はコーヒー、紅茶がつきます)
- 宿でのホットシャワー代
- 宿での電源の利用
- 宿でのWifi利用
※シャワー、電源、Wifiは宿によって無料であったり、有料であったりします
ネパールのトレッキングでは途中の小さな村などの宿で宿泊するのですが、そのような場所をティーハウス(Tea House)と呼びます。
これはネパールの独特の呼び方なのですが、ティーハウスは簡単な食事も提供できるゲストハウスという意味で使われています。
夕朝食はゲストハウスで食事をするのが基本ですが、夕飯の飲み物は別料金です。ランチについては、トレッキング中に好きな場所で休憩がてら食べることになります。
運送手段が限られるため、飲み物は平地の3〜5倍ほど高値になっています。
食事は基本的にはレストランのメニューの中から好きなものを選んで頼みます。ただし、トレッキングルート中のレストランでは、場所がら仕方ないのですが、メニューはどこもほとんど同じで、ネパール定番定食のダルバート、カレー、ネパール中華焼きそばのチョーメン、チャーハン、ネパール餃子のモモくらいしかありません。
トレッキングツアーで非常に重要なところなのですが、宿や食事は事前に手配をしているわけではなく、旅行者それぞれのペースに合わせて進んでくれるため、その場で宿やレストランを選んで食事や宿泊をすることになります。
そのため、予定の日程内でガイドの拘束時間がそれほど変わらないようであれば、トレッキングの距離を短くしたり、予定より長くしたりすることも臨機応変に対応してくれることが多いです。
今回については、元々ナヤプルという村から出発して、違う道を通って同じ村に帰る日程を予定しておりましたが、3日目にガイドさんから「元気そうだから、もう少し進んで違う村をゴール地点に変えましょうか?」と提案があり、急遽予定を変更して歩く距離を伸ばし、行く予定の無かった村をいくつか訪れることができました!
次にトレッキングに行く際の注意点をご紹介いたします。
- 訪れる村の場所によっては電源を確保するのが難しかったり、太陽光発電であったりするので、電源、ホットシャワーやWifiの利用が有料かつ時間制のことがあります。
- もしトレッキング後に同じ町に戻る場合、トレッキングに不要なものはチェックアウトしたホテルに預けていきましょう
- ツアーに含まれていないものやガイドやポーターのチップのために、日程にもよりますが5,000〜7,000NPR(約5,500〜7,700円)くらいは用意していった方がいいです
- ガイドのチップは600NPR(約660円)/日、ポーターは400NPR(約440円)/日を基準に、最終日の最後に渡しましょう
※今回の4日間のトレッキングにはポーターはつきません - 現地でも買えたり、借りれたりしますが、タオルやトイレットペーパーがあると便利です
3泊4日のトレッキングの大まかな日程は次の通りです。
1日目 ポカラ(PoKhara)→ナヤプル(Nayapool)→ウレリ(Ulleri)
2日目 ウレリ→ゴレパニ(Ghorepani)
3日目 ゴレパニ→プーンヒル(Poon Hill)のサンライズ→ゴレパニ→タダパニ(Tadapani)→ガンドルク(Ghandruk)→ランドルク(Landruk)
※もともとはランドルクではなく、その手前のガンドルク宿泊を予定してましたが、当日に体力もありそうだからと、特別に最終日も含め、もっと違う村を周れるルートに無料で変更してくれました。
4日目 ランドルク→ダンプス(Dhampus)→ポカラ
※もともとはガンドルクから出発点のナヤプルに移動してポカラに帰る予定でしたが、予定を変更してダンプスまで行ってくれました。
②1日目 ポカラ→ナヤプル→ウレリ
朝の8時半にポカラのホテルにガイドが迎えにきて、車に乗ってトレッキングの出発点となるナヤプル(Nayapool)まで移動します。だいたい1時間〜1時間半でナヤプルに到着します。
初日はナヤプルからウレリ(Ulleri)まで5時間半のトレッキングをします。今回は、途中ティータイムやランチの時間も含めると7時間半程度かかりました。
トレッキング中の食事は、料理が出てくるのが非常に時間がかかる場合もあります。
ナヤプル(1,050m)で車を降りたら、下り坂を下がる道から4日間のトレッキングがスタートします。




このプーン・ヒル・トレッキングは比較的初心者でも楽しめて数日間に渡ってトレッキングができるコースです。
歩いて30分ほどで隣の村のビレタンティ(Birethanti、1,100m)に到着します。本格的なトレッキングを開始する前にビレタンティのカフェで、チャイとネパールブレッド(ネパール風のパン)、サモサ(インドの定番スナック)を食べました。






ここでACAP(アンナプルナ保護区入場許可証(Annapurna Conservation Area Permit)の略)のチェックポイントがあるので、旅行者は必ずここで登録をする必要があります。
今回はガイドがいるので、事前の許可証の取得も、現地での登録もすべておこなってくれました。このチェックポイントのすぐ手前には味のある鉄橋がかかっています。




トレッキングルートにはところどころで案内板が出ているので、それに従って進んでいけば問題ないです。
このルートはゴレパニ(Ghorepani)が1番奥地に位置しており、メインの観光地のため、「ゴレパニ」と書かれた看板がよく立っています。




本日の宿泊地のウレリ(Ulleri)の直前までは基本的になだらかな坂道を上がっていく形になります。
ビレタンティから1時間半ほど歩いてヒレ(Hille、1,524m)という村でランチを食べました。メニューからチキンのモモを選びました。食事はツアー料金に含まれているため、関係ないのですが、町と比べると2倍くらいの値段が付いてました。
飲み物でスプライトの500mlペットボトルを買ったところ、250NPR(約275円)と通常の3倍くらいの値段がしました。
交通の便も悪いところですし、輸送費が通常よりかかってしまうので、高値なのは仕方がありませんね。



ランチ後にヒレを出発すると、15分くらいで吊り橋が複数かかる宿やレストランなどが点在する村のティルケドゥンガ(Tirkhedhunga、1,577m)に到着します。




緩やかな坂道はここで終了し、ここからウレリまでは高低差600m、段数3,600段以上の石段を1時間半くらいかけて上がるのですが、この石段が非常に疲れるので、今回はガイドさんの知っている抜け道の迂回路を利用して、石段の後半をスルーして若干楽ができました。
ティルケドゥンガとウレリの中間地点の看板が立っているところ付近で右側に石段ではなく、土の道が出てきます。



この土の道は距離だけを取ると石段よりも長い距離を歩かないといけないのですが、このまま石段を1時間ほど登るよりもよっぽど楽にウレリ(2,120m)に到着できます。
所要時間も40分くらいでウレリまで登り切ることができました!


ウレリのゲストハウスに到着したら、しばしフリータイムです。今回はPrastitu Guest Houseという宿で、ツインルームに泊まりました。
今回は、ガイドさんが気を利かせて下さって、リュックや荷物をきれいな場所に置けるようにとの理由で、1人ではあったものの、できる限りツインベッドの部屋を取ってくださいました!気がきく!すばらしい!
バス・トイレ共有で電源、Wifiは無料でした!ホットシャワーは有料で200NPR(約220円)でバスタオルも借りれました!





夕食はゲストハウスのレストランでチキンカレーのダルバートをいただきました。いつ食べてもおいしい、ネパールを代表する庶民の料理です!付け合わせが、肉を使ったカレー以外はおかわり自由という制度がおもしろいです!
野菜をたくさん取れるというのも、衛生面とかを気にして肉が中心になりがちな海外旅行中だと非常にありがたいです!

③まとめ
今回は、ヒマラヤ山脈トレッキングの中でも人気のアンナプルナ・トレッキングの詳細と1日目のルートについて、ご紹介をさせていただきました。
トレッキングは道も複雑ではないため、ガイドを雇わなくても実施することは可能ですが、各種手続きや、もしもの時などの安全代として同行してもらう方が個人的にはオススメです!
やはり自分一人では見ることができなかったであろう景色やショートカット、きつい場所の迂回路など、トレッキングのプロならではの力を発揮した場面が多々ありました!
最後に1日目のルートと標高、所要時間のおさらいをします!
- ポカラ 822m
- ナヤプル 1,050m ポカラから車で1.5h
- ビレタンティ 1,100m 0.5h
- ヒレ 1,524m 1.5h
- ティルケドゥンガ 1,577m 15mins
- ウレリ 2,120 1.5h

