・王宮・3大寺院ってどこ?
・観光の前に知っておきたい!チケット料金やその他情報
・おすすめ観光ルート!王宮と三大寺院を効率よく巡る方法
・見どころを徹底解説!王宮、ワット・プラケオ、ワット・ポー、ワット・アルン
※2025年7月時点の情報
※1THB(タイバーツ)=約5円
東南アジアで思い浮かぶ観光都市はどこを思い浮かべるでしょうか?シンガポール、クアラルンプール、ハノイなどなど、魅力ある観光地が数多くある東南アジアの中でも、有数の観光都市といえばバンコクではないでしょうか?
今回は東南アジアを代表する観光都市であるバンコクの観光地の中でも知名度がもっとも高く、立地的にも近くに位置している王宮とワット・プラケオ、ワット・ポー、ワット・アルンの3大寺院にフォーカスして、アクセス、チケット料金など観光に役立つ情報をご紹介していければと思います。
王宮と3大寺院を1日で観光する場合のおすすめのルートとしては、王宮&ワット・プラケオ→ワット・ポー→ワット・アルンの順番となりますので、今回はその順番で、次の観光地までのアクセスや所要時間も含めてご案内したいと思います。
上記以外のバンコクの観光地については、別の記事でご案内しておりますので、ご興味がございましたら、下記リンク先の記事もご参照ください。
①バンコク発祥の地、王宮&ワット・プラケオ
初めてバンコクに来た人は、イメージ以上に発展を遂げた圧倒的な大都会に驚くかもしれません。そんなバンコクの発祥の地でもあり、昔からの伝統的な姿を受け継いでいるのが、歴代の王が住んでいる王宮(Grand Palace)となります。
なお、3大寺院の1つであり、エメラルドに輝くエメラルド・ブッダで有名なワット・プラケオ(Wat Phra Kaeo、別名 エメラルド寺院)は王宮と同じ敷地内にあり、共通のチケットでの入場となります。
まずは王宮とワット・プラケオへのアクセスについて、簡単にご案内しようと思います。王宮とワット・プラケオの敷地は4mほどの白い壁で囲われており、その周囲を大きな通りが通っています。そのため、大通りを越えるのが面倒であったり、初めてバンコクに来た人には道路を横断する難易度が高かったりしたのですが、2023年1月に立派で清潔な地下道が完成し、非常にアクセスしやすくなっております!
王宮とワット・プラケオへのおすすめのアクセスは、まずは非常に大きな王宮前広場のサナーム・ルアン(Sanam Luang)側から行く方法です。日本にはないような広々とした緑の広場のはるか先に王宮やワット・プラケオの建物が見えてきて、「あー、バンコクに来たんだ!」と、テンションが上がってきます!


王宮前広場から、王宮を囲む大通りのうち、北側に位置するナー・プラ・ラーン通り(Na Phra Lam Road)へ近づきます。この通り沿いに入り口と出口があります。
近づいていくと、「王宮はこちら」という青の看板がありますので、看板に沿って進むと地下への1番出入口があります。出入口にはエスカレーターがありますので、エスカレーターを使って地下道「ナー・プラ・ラーン地下道」(Na Phra Lam Tunnel)へ降りていきましょう。地下道は8時から18時まで通行が可能になっております。
地下道の中は非常にきれいで清潔で新しく、エアコンが効いており、座って休める場所もあります。外から入ると一瞬ヒヤッとしますが、暑い外から避難して少し休憩することもできます。無料のトイレもありますので、観光前に利用しておくことをオススメします。係員もたくさんいますし、観光案内所もありますので、ここで観光の情報を仕入れておくこともできます。
3番出口から出て少し進むと王宮とワット・プラケオの入り口近くに出ることができます。






入り口での王宮・ワットプラケオ共通入場券の購入は、自動販売機か有人カウンターで購入可能で、クレジットカードでの支払いもできます。外国人の入場料は500THB(約2,500円)となっており、タイ国内の観光地の中でも屈指の高さとなっており、現地物価から考えてもとても高額ですが、タイを代表する観光地ですので、せっかくですので入場して観光をすることをオススメします!
※タイの観光地ではタイ国民と外国人で、観光地の入場料に何倍もの差があることが一般的です。
まずはセキュリティゲートを通ります。きちんと荷物検査、バッグの中も見られます。その後に、チケット売り場に進み、チケットを購入後に入口のゲートでチケットに印字されたQRをスキャンして入場します。
観光はワット・プラケオを見学してから、王宮を観光し、出口へ向かっていくという行程になっております。
なお、年に数回、王宮とエメラルド・ブッダが両方見れない、もしくはどちらかが見えない日などが設定されていますので、訪問前には必ず公式ホームページなどで、訪問予定日の状況について、ご確認をいただくと安心かと思います。




A. ワット・プラケオ
入場ゲートを入ると目の前に立派なプラーサート・プラ・テープビドーン(Prasat Phra Thepbidon)が立っており、その左に名物のエメラルド・ブッダが鎮座する本堂(The Main Hall)があります。
裏側にはカンボジアにあるアンコールワットの模型がありその後ろには、アユタヤを代表する寺院遺跡のワット・プラ・シー・サンペットを模したプラ・シー・ラタナー・チェーディー(Phra Sri Ratana Chedi)と、尖塔の美しいプラ・モンドップ(Phra Mondop)が立っています。
本堂に入る前に靴を脱ぐ必要あります。本堂の中にあるエメラルド・ブッダは撮影禁止ですので、ご注意ください。
※タイでは寺院は靴を脱いで入るのが基本です。くつ箱がある場合が多いですが、まれに袋を渡され、その中に入れて持ちながら観光する場合もあります。












B. 王宮
ワット・プラケオの出口にある看板に沿って進むと王宮の敷地に出ます。左からアマリン・ウィニチャイ堂(Amarin Winichai Hall)、チャクリー・マハー・プラーサート宮殿(Chakri Maha Prasat Hall)、デゥシット・マハー・プラーサート宮殿(Dusit Maha Prasat Hall)の順で並びます。
残念ながら建物の中に入っての見学はできないのですが、その美しい宮殿の外観だけでも充分楽しむことができます!
無料で利用できるトイレもありますので、次の観光地に出発する前に利用しておくと良いかもしれません。






②必見!巨大寝仏 ワット・ポー
ワット・ポー(Wat Pho)は王宮出口から徒歩10分程度で到着できます。およそ800mの距離となっております。
このワット・ポーはタイ式マッサージの総本山としても有名ですが、なんといっても体長46m、高さ15mを誇る、超巨大な寝仏像(大寝釈迦仏)が有名です!
入場料は300THB(約1,500円)で、現金のみの支払いです。最新のガイドブックの記載より100バーツ(約500円)値上がり&ミネラルウォーターが付かなくなっています。なんだかちょっと損した気分になりますが、仕方ありません…最近ではほとんどのタイ国内の観光地は年々値上げ傾向にあります。
入ると目の前に本堂があります。メインの見どころである、大寝釈迦仏は後方左側の建物の中で優雅に寝そべっています。
靴を脱いで袋に入れて持って入場します。寝仏像は非常に大きいため、写真に全身を収めることが非常に難しく、写真を撮りやすい場所はいつもたくさんの人で押し合いになっています。
皆さん、寝っ転がっている仏像自体に興味が集中するのですが、個人的には寝仏像の足の裏が一番の見どころだと思っています。非常に細かい細工画が描かれていますので、ぜひ足の裏にもご注目ください!
スリ注意の看板もあったので要注意です。他の観光地でも、もちろんスリなどの軽犯罪は発生していますが、特にワット・ポーはスリに合いやすいと思います。なぜかというと、寝仏像が大きいため、カメラのアングルを決めるのに時間がかかり、カメラに集中している間にスラれてしまったり、壺の中に小銭を入れながらお祈りすることもできるのですが、その時も壺に入れることに集中してしまい、後ろからスラれてしまうことがあります。








③川面に映える、暁の寺院 ワット・アルン
ワット・ポーの裏側の船着場から5バーツ(約25円)でチャオプラヤ川を横断して対岸のワット・アルン(Wat Arun)に移動ができます。移動とともにチャオプラヤ川を船で渡るというアトラクション的な要素も楽しめますし、非常に安価なので、オススメです!
船が出発すると、ものの数分で到着します。船を降りて船着場を出るとすぐにワット・アルンの入口に到着します。
入場料は200THB(約1,000円)で、現金のみの支払いです。ここも最新のガイドブックの情報より100バーツ(約500円)値上がりしていますが、入場料に350mlのミネラルウォーターが付くようになりました。手には仏塔のハンコもなぜか押されます。
※東南アジアでは、特に入場料が現地の物価と比較して高い設定の場所の場合、たまにミネラルウォーターが無料でもらえる場所があります。少しだけ罪悪感があるのでしょうか…?(笑)
ワット・アルンは白い仏塔で有名なのですが、対岸の王宮側から見る川面に映えた景色が非常に人気があります。特に夕暮れ時が美しいことから「暁の寺院」という別名を持っており、夜にライトアップされた姿も非常に美しいです。
40代くらいの方は覚えているかもしれませんが、90年代にJALのCMで、当時人気があったTOKIOの長瀬さんが夕暮れのワット・アルンを観光している場面が使われ、一時期話題にもなりました。
最近ではTrip.comのCMで女性がタイの伝統衣装に着替え、夕方に撮影されている場面が流れていますが、その場面も、このワット・アルンで撮影されています。
ワット・アルン周辺ではタイの伝統衣裳屋さんが並んでおり、着替えて観光や撮影をしている人が多数いましたので、興味のある方は利用してみても、面白いかもしれません。
仏塔にも結構上の方まで登れるのですが、非常に急な石段になっていますので、足元に気をつけながら登ってください。








④まとめ
今回はバンコクの観光のめだまである、王宮と3大寺院を紹介いたしましたが、いかがでしたでしょうか?
やっぱり、せっかくバンコクに来たら見逃せない見どころだな!と感じていただけたのではないでしょうか?
ご紹介した4ヶ所は、全て隣接した場所に位置しておりますが、1つ1つに見どころが多く、想像以上に時間がかかってしまいますので、若干の余裕を持って観光スケジュールを組み立てていただくことをオススメします。
どこもいつでも混雑している場所ですし、毎日とても暑いので、できる限り空いていて、涼しく観光できる朝の早めの時間の観光がよいかと思います。