釜山中心部・歴史とドラマの世界へ。甘川文化村・チャガルチ市場・龍頭山公園&「愛の不時着」の聖地コモドホテル散策

アジア

・カラフルな迷宮を歩く!「釜山のマチュピチュ」甘川文化村の絶景とオススメ撮影場所
・港町の熱気とシンボル。龍頭山公園の展望台からチャガルチ市場へ
・圧巻の重厚感!「愛の不時着」のロケ地・コモドホテル釜山でドラマの世界に浸る
・中心部の観光は地下鉄&徒歩がオススメ!

※2025年12月時点の情報
※10KRW(韓国ウォン)=約1円

 日本の本州から1番近い場所にある海外の大都市である釜山。日本人にも馴染みの深い海外の都市の一つではないでしょうか?
 韓国というとどうしても首都であるソウルが旅行先の第1候補として浮かぶ方が多いかもしれませんが、なかなかどうして、釜山も非常に魅力のある都市となっています!
 今回は釜山に数ある観光スポットの中から、特に中心部の近くに位置している観光スポットをご紹介していきたいと思います!


①釜山のマチュピチュ!甘川文化村へ行こう!

 この甘川文化村は色とりどりのカラフルな家屋とアートの町として知られており、丘の上からの景色がまるで南米ペルーのユネスコ世界遺産・マチュピチュのようだと近年話題となり、人気沸騰中の観光スポットです!
 いろいろなオブジェなどがありますが、特に町を見下ろす展望台や星の王子さまのモニュメント、BTSのウォールアートなどで有名です!
 私が初めて釜山に行ったのは1990年代後半でしたが、そのころにはまだ甘川文化村という観光スポットはありませんでした。
 もともと1950年代の朝鮮戦争のときに、北朝鮮から逃れてきた難民にわり与えられた勾配のきつい坂に広がった町で、2009年に始まった街おこしプロジェクトを機に一気に観光地化された場所です!

 甘川文化村(Gamcheon Culture Village、カムチョン ムヌァマウル)は釜山市内の西部の小高い丘の上に広がっており、地下鉄のチャガルチ駅(Jagalchi、チャガルチ)や、最寄りの土城駅(Toseong、トサン)からバスで行くのが一般的ですが、土城駅からは1kmほどしか距離がなく、歩いて丘を登っていくことも可能です。
 徒歩で行く場合は、土城駅から30分ほどで甘川文化村の入り口に到着します。
 冷静に見ると、とてつもなく急な坂道などに家々が並び立っており、普通に生活するにはとても厳しい環境であったことが容易に想像できます。
 現在でも裕福な暮らしをしていないだろう家屋がたくさんある地域ですが、そのような場所を一大観光地に変えてしまう気概や精神力を想像すると頭も上がらない気持ちになります!

甘川文化村へ続く坂道の途中にある地図
とてつもなく急な坂道
甘川文化村へと続く脇道の急な石段
途中の展望スペースに設置されたオブジェ
展望スポットからの釜山の眺望

 大通りの歩道橋を過ぎると、すぐ右側に甘川文化村の入り口があります。入り口に入った比較的広めの道がメインストリートになります。

入り口のすぐ手前の歩道橋
甘川文化村の入り口
メインストリート
入り口近くにある案内板
メインストリート

 入り口からメインストリートに入るとたくさんのお店が並んでおり、さっそく星の王子さまやBTSのウォールアートがお出迎えしてくれます!

星の王子さまのウォールアート
BTSのジミンとジョングクのウォールアート
BTSのウォールアート
I love Gamcheonのオブジェ

 観光スポットでは、おそらく地元のシルバー人材派遣等で来ている、高齢者の方々が、すごく素敵な笑顔で観光客を迎えたり、声をかけたりしている姿が見られます!
 甘川文化村の中で1番人が多いスポットは、星の王子さまとキツネのモニュメントがある場所です!
 ここはいつも写真撮影の列ができており、ローシーズンの冬の時期でも30分から1時間程度待たないといけませんので、観光時間に余裕をもってくると安心かと思います!
 ここでも地元のシルバー人材のおじいちゃんが丁寧に交通整理や列管理をしてくださってました!

星の王子さまとキツネのモニュメントの撮影を待つ列
星の王子さまとキツネのモニュメント
星の王子さまとキツネのモニュメント
星の王子さまのモニュメント

 メインストリートから5分ほど歩いて上の方へ上がっていくと展望台があります。この展望台にもシルバー人材派遣のおじいちゃんがいます。
 展望台にいたおじいちゃんのスタッフの方は、英語で外国人観光客に声をかけて冗談を言ったり、写真の撮影の協力をしたりと、絶えず観光客の人たちのお世話を笑顔でなさっていました!
 甘川文化村で働くシルバー人材の方々は本当に、みなさん優しくて、一生懸命で楽しそうに仕事をされているのが印象的でした!

 ぐるっと散策するには2〜3時間ほど必要かと思いますが、そのカラフルな村も、迎え入れてくださるスタッフのおじいちゃん達もとても素敵で、本当にいい思い出になりました!
 釜山の観光地の中でも、この甘川文化村は個人的にとてもオススメです!

帰りの下りの坂道
帰りの下りの坂道

②南浦洞周辺を徒歩で観光!愛の不時着のロケ地から有名な市場や屋台まで!

 南浦洞(Nampo-dong)は、釜山を代表する繁華街であり、観光スポットが周辺に集まる観光の拠点となる場所です。
 今回宿泊したホテルもこの南浦洞近くに位置していたため、周辺の観光スポットを徒歩でぐるっと観光をしました!
 徒歩で3時間ほどで周ったルートを紹介させていただきますので、釜山を訪れた際の参考にしていただければと思います!

  • コモドホテル釜山(Commodore Hotel Busan)
  • 龍頭山公園(Yongdusan Park、ヨンドゥサンコンウォン)&釜山タワー(Busan Tower)
  • 南浦(Nampo)
  • チャガルチ市場(Jagalchi Market、チャガルチシジャン)
  • BIFF広場(BIFF Square、BIFFクァンジャン)
  • 富平カントン市場(Bupyeong Kangtong Market、プピョン・カントンシジャン)

 「愛の不時着」の平壌ホテルといえば、あのホテルだな!とピンとくる方も非常に多いのではないでしょうか?
 コモドホテル釜山は、人気ドラマ「愛の不時着」で第5話の終盤~第6話の序盤で、ジョンヒョクとセリが泊まったホテルです。ドラマでは北朝鮮の平壌にある「平壌ホテル」として登場していました。
 ドラマで出たままの内装なので、ファンの方はとても楽しいと思います!ホテル内にカフェなどもありますので、少しゆっくりして、ロケ地の雰囲気を堪能するのもよいかもしれません!
 見学の際は、ホテルスタッフや宿泊者の方々の邪魔にならない範囲での見学をしましょう!

コモドホテル釜山の外観
コモドホテル釜山の外観
コモドホテル釜山の入り口
コモドホテル釜山の入り口
劇中でも出てきたフロント
劇中でも出てきたフロント
劇中でも出てきたエレベーターホール
コモドホテル釜山の外観

 南浦は釜山でも随一の繁華街で散策しているだけでもとても楽しいです!その南浦の中心にある小高い丘にあるのが龍頭山公園と釜山タワーです。南浦からは階段やエスカレーターで簡単に行くことができますので、ぜひ丘の上まで登って釜山の景色を眺めてみてください!

龍頭山公園の中心にある釜山タワー
龍頭山公園

 この龍頭山公園を東側に丘を降りた左側にサンチョンジンデジクッパという、名前の通りデジクッパがおいしいお店があります!
 今回は、夕食にテジクッパとスンデクッパをいただきました!どちらも10,000KRW(約1,000円)です!
 路地裏にあり、Google map上では道がないように見える場所のため少しわかりづらいですが、とてもおすすめです!
 60代くらいの優しいご夫婦がやっているとてもローカルな雰囲気の場所で、ちょうど私がいく3週間ほど前に偶然、ドラマ「孤独のグルメ」の撮影で松重豊さんが訪れていました。
 店内や近所に撮影時の写真や案内が置かれていました!

テジクッパ
スンデクッパ
店内のメニュー表
付け合わせ
お店の外観
松重さんの写真とサイン
松重さんの写真とサイン
店内

 龍頭山公園の東側周辺はおいしいお店がたくさんあり、釜山の最後の夕食でも評判のいい海鮮料理のチェーン店のケミチプというお店でナッコプセをいただきました。
 ナッコプセは1人前13,000KRW(約1,300円)で2人前から注文ができます。韓国では2人前からしか注文できない食事や1人だと入店を断られることがありますので、ご注意ください!
 ナッコプセとは、タコ、ホルモン、エビの鍋で、鍋が沸騰したら、中に入っているコチュジャンを混ぜて食べる鍋料理です。〆では白米を中に入れて、おじやのようにしておこげなどを味わう料理でとてもおいしかったです!
 特にタコとホルモンの味がとても甘辛いスープに合っていて、とても食欲を刺激する料理でした!

 

ナッコプセのお鍋セット
ナッコプセ
コチュジャンなどを入れて味変!
韓国のどぶろく、ドンドンジュ

南浦洞のメインストリートにはたくさんの飲食店やお店があり、散策するだけでもとても楽しいです!
 地下鉄の南浦駅から次の駅のチャガルチ駅までは地下のショッピングストリートでつながっており、冬でもあたたかく、とても散策に便利な作りになっています!

南浦洞
南浦駅からチャガルチ駅へ続く地下のショッピングストリート

 チャガルチ市場は、釜山観光でも昔から定番の場所で、日本でいうと築地や豊洲のような場所です。
 よく紹介されるのが1階で購入した魚介類を2階の食堂に持っていくと料金を払うと調理してくれるというサービスですが、2階にそのまま行ってもたくさんのメニューを頼めますし、1階から食材を持ち込むと追加の支払いが発生するため、よほど食べてみたい食材がある場合以外は、1階で購入せずにそのまま2階の食堂に行ってしまった方が割安で食事ができます。
 ただし、そもそもの料金設定が観光地価格のため、同じメニューを釜山市内の別の場所で食べれば、より安価で済むので、チャガルチ市場で食事をする場合は、あくまで場所代、雰囲気代と割り切って利用をしましょう。

チャガルチ市場の周辺にも魚介類のお店が並びます
チャガルチ市場の外観
チャガルチ市場の入り口
I love Jagalchiのオブジェ
1階のお店部分
2階の食堂部分

 意外と満足度が高いのが、BIFF広場です。BIFFはBusan International Film Festivalの頭文字の略称で、釜山国際映画祭が開かれる場所です。
 ここでは屋台がたくさん出ており、特に夕方以降はとても盛り上がっており、お祭りの縁日状態で、とてもオススメです!
 いくつか食べた屋台の軽食やお惣菜の値段も紹介いたします!

  • 屋台のおでん 3本 3,000KRW(約300円)
  • タコキムチ 10,000KRW(約1,000円)
  • 豆腐ステーキ 5,000KRW(約500円)

BIFF広場
BIFF広場の屋台
屋台のおでん
お惣菜のタコキムチと豆腐ステーキ

 BIFF広場から少し北に進むと富平カントン市場に出ます。こちらはガイドブックでは夜市や屋台で有名と紹介されていますが、たくさんのお店があり、大阪の黒門市場のような雰囲気でとても楽しいのですが、屋台などを楽しみたい方はこちらよりもBIFF広場の方が楽しめると思います!

富平カントン市場
富平カントン市場

③まとめ

 今回は、釜山の中でも中心部の周辺の観光情報などについてご紹介をさせていただきました!見どころもたくさんありますので、ホテルなども南浦周辺を予約すると、観光に食事にショッピングにと、とても便利かと思います!
 最近特に人気が急上昇中の甘川文化村や昔からの観光地であるチャガルチ市場など、新旧の見どころがあるのも釜山の魅力かと思います!
 グルメに観光にドラマの聖地巡礼に、それぞれの楽しみ方ができる観光都市・釜山にぜひとも一度訪れていただけるとうれしいです!