激安フライトはLCCだけじゃない!マレーシア航空で行くインドネシア旅行

アジア

・他の航空会社との料金差、機内サービス等まとめ
・マレーシア クアラルンプール空港での乗り継ぎについて

※2025年9月時点の情報
※100IDR(インドネシアルピア)=約1円

 海外へ行く際の格安のフライトというと、どのようなイメージをお持ちでしょうか?インドネシアへの出発の1カ月前という直前のタイミングではあったのですが、比較的安価な料金でジャカルタ行きのマレーシア航空のチケットを購入いたしました。
 今回は、このマレーシア航空を利用してインドネシア旅行に行ってまいりましたので、その経験をもとに、マレーシア航空について、ご紹介をさせていただきたいと思います!

①格安航空券の特徴とは?どんな人にオススメ?

 格安航空券というと、どのような条件の航空券に多いでしょうか?以前は、旅行会社が団体用に購入したチケットを個人に個別売りするという格安航空券が市場に出回っていました。
 私も学生時代はそのような航空券をよく利用して海外を周遊していました。今もそのような航空券はあるものの、ネット予約全盛の今は以前と比べると、そのようなチケットが非常に減ってきた印象があります。
 格安航空券には、いつの時代も一定の傾向があります。現在の傾向と詳細は下記の通りです。

  1. サービスが限定されているLCC(ロー・コスト・キャリアの略)を利用
  2. 乗り継ぎ便を利用
  3. 中国系エアラインを利用
  4. 以遠権を利用したフライトで搭乗率の低い区間を利用
  5. 複数都市を同じ航空会社やアライアンスを利用する場合、発券する区間を複数に分ける

 今はLCCが隆盛を極めており、年々どんどん増加しています。料金の安さが1番の人気の理由で私もよく利用しますが、一般的にはマイレージなどはたまりません。
 そのため、中長距離を移動する場合は、同じような料金帯でマイレージが貯まり、飲食のサービスもある、いわゆるフルサービス型のエアラインがないかを確認するようにしています。
 そうすると、上記の2〜5を意識してフライトを探すようになりますが、2と3に関しては、時間はあるので、できる限り値段を下げたい、という人にはオススメです。
 なお、一般的にLCCは欠航や遅延が比較的起こりやすく、トラブルが発生した場合の対応等があまり期待できないというデメリットもありますので、その辺を理解した上でご利用いただくとよいと思います。
 今回のマレーシア航空利用のクアラルンプール経由、ジャカルタ往復のチケットは2番の乗り継ぎ便であることを意識した上で探していき、出発直前にも関わらず約4万円と非常に格安の料金で予約することができました。この4万円というのは、LCCよりも安く、他のエアラインよりも1.5〜2倍ほど格安な料金でした。
 3番の中国系エアラインがなぜ今安いのかは別の記事で記載しておりますので、ご興味のある方は、下記のリンク先をご参照ください。

こちらもご覧ください。

 今回はジャカルタの単純往復であったため、4番の以遠権と5番の発券区間の工夫については特に考慮しませんでしたが、簡単にどのようなものかをもう少しご紹介したいと思います。
 4番の以遠権というのはどういうものかというと、例えばJALやANAなどの日系エアラインであれば、日本からどこかへ行くフライトというのが通常ですが、フライトの中にはまれに、そのエアラインの本拠地の国とは違う第三国から第三国への路線を持っている場合があります。
 例えばエチオピア航空の成田〜仁川便や、シンガポール航空の成田〜ロサンゼルス便などが代表的な例でしょうか。それらを以遠権と言います。その以遠権を利用したフライト且つあまり人気のない区間に関しては、比較的安めに販売されることが多いので狙い目です。
 5番の発券する区間を複数に分ける工夫をするというのは、例えば、ある航空会社で、都市AからB、Cを回ってDからAに帰ってくる、というような航空券の場合、すべての区間を一気に発券しようとすると、とてつもなく高い料金になることがあるので、その場合に、例えばA〜B、B〜D、D〜Aというように3つに分けて予約・発券をすると安くなる、ということが多々ありますので、複雑な旅程を検討している場合は、一度お試しください。
 4番と5番について、なぜそのようになるか、というのは航空券のタリフ(料金体系のこと)の決め方の傾向に関係するのですが、詳細については、またどこか対象となる区間をご紹介する際にご案内させていただきます。

②マレーシア航空はオススメ?実際利用しての感想

 マレーシア航空はワンワールドに所属しているため、日本航空やアメリカン航空などのマイレージを貯めることができますので、今回のようにLCCと料金帯が変わらないようであれば、LCCを利用するよりも、マレーシア航空を利用した方が”お得である”というふうに言えるかと思います。
 なお、サービスや安全面についても毎年一定の水準の世界的評価を得ている航空会社です。毎年世界中のエアラインを格付けするイギリスのスカイトラックス社の評価でも、以前は5つ星を獲得したこともありますし、平均して4つ星という評価を得ております。

 成田空港のチェックインカウンターは第2ターミナルのPエリアと若干はじっこに近い場所でのチェックインになります。出発時間の2時間半前からチェックインカウンターが開き、チェックインが可能です。
 今回はオンラインチェックイン済みのため、自動チェックイン機で搭乗券を出して、カウンターが開くのを待たずに出国いたしました。搭乗ゲートは97番で、一番奥の方でした。

成田空港 登場ゲート

・マレーシア航空 MH71便 成田発 クアラルンプール行き 約7時間半のフライト

シート 2列4列2列 座席に液晶画面、USB充電ソケットあり
日本語で見ることができる映画も比較的ありますので、フライト中もお楽しみいただけるかと思います!

機内食サービス おつまみとドリンクサービス後に機内食サービス 
夜食 チキン with ポテト、チキン with ライス どちらもチキンというのは珍しいですね(笑)
今回はチキン with ライスを選択しました。
※ビールはカールスバーグかサッポロです。

到着前に軽食 サンドウィッチかシャケおにぎりとチョコレート。今回はシャケおにぎりを選択しました。

座席の液晶画面&USBのソケット
カールスバーグビール
夜食 チキン with ライス
到着前の軽食のおにぎりとチョコレート

 クアラルンプール空港到着後は、国際線乗継の看板に沿って進み、バスか電車に乗って違うターミナルへ移動します。通常は電車での移動ですが、深夜や早朝の場合はバスのみでの移動になります。
 今回のジャカルタ行きのフライトの搭乗ゲートはG8でした。搭乗ゲートに入る際にセキュリティチェックがあります。

乗り継ぎ案内の看板
乗り継ぎ案内の看板
ジャカルタ行きの搭乗口の電光掲示板
ジャカルタ行きのマレーシア航空
搭乗ゲートでのセキュリティチェック

・マレーシア航空 MH711便 クアラルンプール発 ジャカルタ行き 約2時間のフライト

シート 3列3列 座席に液晶画面なし、USB充電ソケットあり

機内食サービス チキン・ナシレマか炒めワンタン麺
今回はマレーシアの国民食であるナシレマを選択しました。

ジャカルタ行きのフライトの座席
マレーシアの国民食 チキン・ナシレマ

 インドネシア入国時のビザ取得や事前登録の電子入国カードの入力方法などは、別の記事を出す予定です。

 帰りのジャカルタのスカルノ・ハッタ空港の国際線ターミナルは第3ターミナルになります。マレーシア航空のチェックインカウンターはCエリアです。荷物の預け等がないため、Cエリアにある自動チェックイン機でチェックインをして出国します。
 日本人は出国審査は機械にパスポートを読み込んだらOKなので、非常に簡単です。
 搭乗ゲートは8でした。ジャカルタ空港の国際線ターミナルはそれほどゲートの数も多くないため、ゲートが遠くて不便もしくは分かりづらいということはないかと思います。

Cエリアの自動チェックイン機
出国 セキュリティチェック入り口
クアラルンプール行き マレーシア航空
搭乗ゲート

・マレーシア航空 MH720便 ジャカルタ発 クアラルンプール行き 約2時間のフライト

シート 2列4列2列 座席に液晶画面、USB充電ソケットあり

食事はチキン、フィッシュ、フライドヌードル
今回はフィッシュを選択しました。

クアラルンプール行き 座席
機内食 フィッシュ

・マレーシア航空 MH88便 クアラルンプール発 成田行き 約7時間半のフライト

シート 2列4列2列 座席に液晶画面、USB充電ソケットあり

機内食サービス おつまみとドリンクサービス後に機内食サービス 
夜食 チキンパイかポテトパイ
今回はポテトパイを選択しました。

到着前に朝食 ビーフかポテト
今回はポテトを選択しました。

成田行き 搭乗ゲート
成田行きフライト 座席
夜食 ポテトパイ
朝食 ポテト

③まとめ

 今回は、クアラルンプール経由の成田〜ジャカルタ往復で利用いたしました、マレーシア航空についてご紹介をいたしました。
 路線や時期にもよりますが、LCCや中国系エアラインにも負けないような往復4万円という安価で利用もでき、サービスレベルも一定の水準にあるマレーシア航空は、個人的には非常にオススメの航空会社です!
 機内食でも東南アジアを感じることができますし、お時間があるようであれば、追加でクアラルンプールを楽しむこともできます!
 特に東南アジア地域にたくさんの路線を持った航空会社ですので、東南アジアをご旅行される際は、ぜひ選択肢の一つとしてご検討いただけるとうれしいです!