【完全解説】ネパール入国手続きとアライバルビザ取得方法!Web事前申請で時間を大幅短縮

アジア

・なぜ「Web事前申請」がオススメなのか?ネパール・カトマンズ空港のリアルな混雑状況
最重要!アライバルビザ「Web事前申請」のステップと注意点
・【現地シミュレーション】カトマンズ空港到着後のアライバルビザ取得ステップ

※2025年11月時点の情報
※1NPR(ネパールルピー)=約1.1円
※1USD(アメリカドル)=約150円

 日本人がネパールを訪問する場合、どのような目的でも必ずビザを取得することが必要となります。
 ビザの種類は事前にオンライン上で申請するeビザと、カトマンズ空港到着時、もしくはインドや中国からの陸路入国時に申請するアライバルビザの2種類があります。
 現地で入国審査の時間を1番短縮できるのはeビザですが、実際にはほとんどすべての観光客がネパール到着時に観光ビザを取得しているのが現状です。
 今回は、ネパール入国時に1番一般的である、カトマンズ空港到着時の観光ビザの取得方法及びネパール入国までの手順をご紹介していきます。
 なお、到着時に取得するビザについては、アライバルビザ(Arrival Visa)と呼ばれたり、ビザ・オン・アライバル(Visa on Arrival)と呼ばれたりするのですが、今回はネパールのビザで一般的に使われているアライバルビザという呼称に統一して使っていきます。
 記事を読み終えた後に、カトマンズ空港でのビザ取得のイメージをご理解いただけるのではないかと思います!


①空港到着からビザの取得までの手順を紹介!

 まず、そもそもですが、eビザが取得できる今でも、ほとんどの人がアライバルビザを取得している理由としては、いくつか挙げることができます。
 主な理由としては、下記のとおりです。

  • きちんと入力しても、なぜかエラーになり、最初から入力のやり直しになることがある
  • 決済の時に、なぜかクレジットカードがはじかれることがある
  • オンライン申請書さえ事前に作っておけば、苦労して取得した割にはアライバルビザと入国までの時間に差があまりない

 それでは、カトマンズ空港に到着してから入国までの順序をご紹介していきたいと思います。
 カトマンズ空港に到着し、空港内を進んでいくと、まずはアライバルビザの申請書を専用の端末で作成する必要があります。
 こちらについては、事前にオンラインで申請書の作成ができるので、作成をしておくと30分くらい時間の短縮ができます。
 オンライン上での申請書の作成方法の詳細は次項にて、ご紹介をさせていただきます。
 以前は到着前にオンラインで申請した場合、送られてくる申請書面を印刷して持参しないといけなかったみたいですが、今はそのようなことは不要で、申請後に送られてくるメールの詳細を銀行のビザ料金支払いカウンターで見せればOKです。

アライバルビザ申請書の作成専用端末

 次に左手にある銀行のカウンターでビザ申請料をお支払いします。私は15日間のビザで30ドル(約4,500円)でした。ネパールルピーや日本円でも支払いが可能ですが、アメリカドル換算を基準に他の通貨を計算しているため、基準となっているアメリカドルでの支払いが1番レートがお得です。
 お釣りが発生する場合は、どの通貨で支払いをしても、お釣りはネパールルピーで返ってきます。
 ちなみに、アライバルビザの有効期間の種類&値段は下記のとおりです。

  • 15日=30USD(約4,500円)
  • 30日=50USD(約7,500円)
  • 90日=125USD(約18,500円)
    ※満9歳(ネパール入国時)までの子どもは申請料無料
銀行のビザ申請料支払いカウンター

 銀行の左横にはATMや両替所もありますので、ここでネパールルピーを引き出してもよいかもしれません。
 ビザのオンライン申請書を携帯の画面で見せて、ビザ料金の支払いを済ませると、支払いの証明となるバウチャーをもらえるので、それを持って入国審査の列に並びます。

 何個かレーンがあるのですが、「On Arrival Tourist Visa」という列に並びます。これが長い!運が悪くたくさんの便の到着が重なると1時間以上並ぶことになります。今回も1時間以上かかりました。
 油断するとどんどん横入りされますので、列をがっちりガードで強いメンタルで並びましょう!
 入国後にバゲージクレームエリアに行く前にセキュリティチェックがあります。(入国後にあるのはめずらしい!)
 それを抜けると出口に行けます。出口までの間に両替屋、SIMカード屋、プリペイドタクシーなどがあります。
 プリペイドタクシーは2件ほどあり、カトマンズ中心部のタメル地区まで900NPR(約990円)でした。それほど距離はありませんが渋滞がひどく30分以上かかります。

プリペイドタクシーの支払いカウンター
プリペイドタクシーのバウチャー。タメル地区まで900NPR
プリペイドタクシーの車体

②アライバルビザのオンライン申請書の事前作成方法

A. オンライン申請書のサイトに入り、国籍、パスポート番号、誕生日を入力して「PROCEED」を押してください

Select Language…選択する言語 日本語がないため、「English」のままで大丈夫です

Select country…Japanを選択してください

Select Visa Type…「Tourist Visa」(観光ビザ)のままで大丈夫です

Passport No.…パスポート番号

Date of Birth…生年月日 日、月、年の順に入力

B. 個人情報を入力して「PROCEED」を押してください

Full Name…名前 名前、名字の順に入力

Country…国籍 「Japan」のままで大丈夫です

Gender…性別

Date of Birth…生年月日 自動入力があっているか確認をしてください

Occupation…職業 自身の職業に近いものを選択してください。分からない場合は、適当に選択しても問題ありません

Address of Japan…日本の住所 通常、日本語の順序とは真逆で、番号・地区・市区町村・都道府県の順に記載します

Contact Number of Japan…電話番号 最初の0を抜いた番号を入力します

Email…Eメールアドレス

Passport Type…「Ordinary」のままで大丈夫です

Passport No.…パスポート番号 自動入力があっているか確認してください

Passport Validity…パスポートの有効期限 日、月、年の順に入力

C. Visa optionを入力します。下記は私の15日間のビザを入力した際の例です。
※すべて入力すると1番上に青字で、自分のビザがいくらなのかが印字されます

Visa option…何日間有効のビザが欲しいか選択

Purpose Of Visa…ビザ取得の目的 「Tourism」(観光)を選択

Last Airport…どの空港からカトマンズに到着したか

Last Port of Call…「Japan」のままで大丈夫です

Flight/Bus No.…フライト番号

Address In Nepal…ネパールの住所 宿泊するホテルの名前と住所を記載

Contact Number of Nepal…最初のホテルの電話番号(空欄でも大丈夫です)

Check only if applicable…空欄で大丈夫です

D. Visa Detail 個人情報も含め、入力した情報が記載されますので、間違いがないか確認の上、問題なければ、「PROCEED」を押してください

E. Tourist Visa Application Formがメールで送られてくるので、これで終了です

③まとめ

 今回は、ネパールのカトマンズ空港到着から入国までの流れ、特にアライバルビザの取得方法について、ご紹介をさせていただきました!
 事前にオンラインでビザ申請書を作成しておけば、eビザを事前取得している人ともそれほどかかる時間に差がなく入国することが可能です。
 最近は入国前に事前にビザや入国カード、税関申請ができる国、もしくはしないといけない国が増えてきて、便利になったような、面倒くさくなったような、複雑な気持ちですね!
 どちらにしても今後はこのような国が増えていくことは確実ですので、徐々に慣れていかないといけないと思います!
 速やかに入国をすませて、楽しいネパール旅行をお楽しみください!