・ナウル航空とユナイテッド航空、どっちを使う?
・ミクロネシアで一番リッチ?想像以上に発展していたマーシャル諸島の街並み
・外国人が泊まれるホテルが「実質2軒」しかないリアルな宿泊事情
・時間がなくても大丈夫!1日1周ツアーで主要スポットを効率よく巡る方法
※2026年3月時点の情報
※1USD(アメリカドル)=約155円 記事内ではドルと表記
1954年に日本のマグロ漁船「第五福竜丸」がまきこまれた、アメリカの原水爆実験事故のあったビキニ環礁という場所の名前を聞いたことがある人も多いのではないでしょうか?
では、そのビキニ環礁はどの国にありますか?と聞かれたら、正しく答えられる日本人はほとんどいないと思います。
なお、キリバスと同様に地球温暖化により消滅の危機にも瀕している国の1つです。
今回は、ビキニ環礁を国土に持つ、南太平洋の小さな島国マーシャル諸島について、ご紹介をさせていただきたいと思います!
私が訪れたのはマーシャル諸島の首都マジュロのあるマジュロ環礁です。ここは島というよりも珊瑚礁の隆起しているとても細い陸地に人々が住んでおり、主要道路も1つしかなく、基本的にこの道路で陸続きの場所は端から端まで行けてしまうという立地条件です。
そんな日本人にとっては不思議な環境であるマジュロの観光、ホテルなどの旅行に役立つ情報をご紹介させていただきます!
①マジュロ到着&マーシャル諸島入国!利用する航空会社&ホテルへの移動は?
マーシャル諸島のマジュロ空港に近づくにつれて、飛行機の窓の外には、とてつもなく美しい環礁と海の景色が広がります!
いよいよマジュロに到着するんだ!と心がワクワクしてきます!
マジュロ空港到着後は徒歩で入国審査まで進みます。そこでパスポート、入国カードと帰りにチケットを係員に提示をして入国します。
最後に税関で税関申告書を提出して、到着ロビーに出ることができます。
入国カードと税関申告書は機内もしくはチェックイン時にもらうことができますので、事前に記入をして準備をしておきましょう。
マーシャル諸島の入国カードは私がいままで見た中で1番大きい入国カードでした!


ちなみにマジュロ空港に就航している国際線の航空会社はユナイテッド航空とナウル航空の2社のみです。しかもその運行航路はどちらもアイランドホッパーと呼ばれる各駅停車的な魅力がつまった路線です。
1部重複する航路もあるので、利用時には自分の旅程に都合のよい航空会社がどちらかを検討する必要があります。
ユナイテッド航空はアメリカのグアム、ミクロネシア連邦のチューク、ポンペイ、コスラエ、マーシャル諸島のクワジェリン、マジュロ、アメリカのホノルルを巡る路線を、ナウル航空はパラオのコロール、ポンペイ、マジュロ、キリバスのタラワ、ナウル、オーストラリアのブリスベンを巡る航路です。
ポンペイ〜マジュロ間の路線が重複している区間ですが、他の区間も含めてナウル航空はフライトキャンセルが頻発し、旅程がめちゃくちゃになってしまう可能性が高いので、よほどのことがない限りユナイテッド航空の利用をオススメします!


ナウル航空の詳細につきましては、別の記事でまとめておりますので、ご興味がございましたら、下記のリンク先の記事をご参照ください!
こちらもご覧ください。
空港からホテルまでの移動は、基本的には宿泊ホテルにお願いする形になります。他の太平洋の小さな島国の場合、無料なことも多いですが、マジュロは有料になります。
私が泊まったホテルの場合、20ドル(3,100円)でした。
出口を出ると予約しているホテルの車か旅行会社が迎えにきていますので、その車に乗ってホテルまで向かいましょう!


②首都なのに外国人の泊まれるホテルは実質2択のみ!どっちに泊まる?
絶海の孤島マジュロでは、頻繁に起きる停電や断水に対応できる「大型自家発電機」などのインフラが整い、ネット環境やエアコンがあって外国人が安心して泊まれるホテルは実質以下の2軒だけと言えます。
1. マーシャル・アイランド・リゾート(Marshall Islands Resort / 通称:MIR)
マジュロで最も規模が大きく、海外からの要人や政府のイベントでも使われる名実ともに島ナンバーワンのホテルです。島で唯一のエレベーターを備えています。
- 特徴: 全室が美しいラグーン(内海)に面したオーシャンビュー。敷地内にレストラン、バー、プール、テニスコートがあり、バックアップの自家発電システムが強力なため、滞在中のトラブルが最も少ない安心の滞在先です。
- 空港送迎: 事前予約で無料の空港シャトルバスが利用可能。
- 宿泊レート(目安):
- スタンダード(ラグーンビュー):約105ドル〜130ドル / 1泊
- スイートルーム:約180ドル〜 / 1泊

2. ホテル・ロバート・レイマーズ(Hotel Robert Reimers / 通称:RRE)
地元の巨大財閥「RREグループ」が経営する、昔からバックパッカーやビジネスマン、ダイバーに愛され続けている老舗ホテルです。
特徴: ダウンタウン(ウリガ地区)の中心部に位置し、スーパーやショップへ徒歩で行ける抜群の立地。併設のレストラン「タイド・テーブル(Tide Table)」は、地元のビジネスマンや外国人のたまり場(情報交換の場)として有名です。
部屋タイプ: 本館のエコノミー部屋から、少し贅沢なコテージタイプ(バンガロー)まで選択肢が豊富。3泊以上の連泊や、レンタカーとセットで借りると安くなるローカル割引プランもあります。
宿泊レート(目安):
エコノミールーム:約80ドル〜90ドル / 1泊
ラナイルーム / スタンダード:約110ドル〜145ドル / 1泊
バンガロースイート(水際コテージ):約250ドル〜 / 1泊

今回、私は若干割安でダウンタウンに位置しているHotel Robert Reimersに宿泊しました。
Wifiは別途支払いが必要で、1日8ドル(1,240円)となります。Wifiはさすがにもう、無料にしてくれーと思いますが、離島の小国のホテルではWifiが有料である場合が多いというのも現状です。
そこには、安いホテルだから有料、高級ホテルだから無料という法則はないので、泊まるホテルごとに個別に確認をしておく必要があります!
フロントロビーは2階にあり、ロビー階には地元でも有名なレストランがあるので、外に出なくても食事ができます。


部屋もキレイですし、ダウンタウンという立地は利便性も最高ですし、大満足です!






③観光は1日観光ツアーが便利!手配はどこで?どこを周れる?
今回、マーシャル諸島でのホテルやプライベートツアーは現地で日系スーパーマーケットや旅行会社などを運営しているMJCCという会社に手配をお願いいたしました。
マジュロ島1日観光ツアーは115ドル(17,825円)ですが、最少催行人数が2名からのため、1名の場合はこの2倍の料金になります。
今回私は1名でのアレンジのため、230ドル(35,650円)かかりました。
もちろん安くないのですが、なかなか来ることができない場所であること、日数が限られていること、次の日は土曜で観光が難しいこと、などを考慮して思い切って参加することにしました!
MJCCは日系の会社なので、連絡はメールでも電話でも日本語でOKなのも非常に助かります!
メールアドレスは下記の通りです。
info@mjcc.biz
今回、問い合わせから当日のガイドまでしてくださった山田さん、ありがとうございました!
現地後のマーシャル語使いで町にたくさんの知り合いがいらっしゃり、この国に溶け込み、愛されている人なのだな、と感じました!


マジュロ1日観光ツアーの詳細は下記の通りです。ツアーの時間は10〜17時ごろの、約7時間になります。
通常はホテルでピックアップしてもらってツアーが始まりますが、私は日程の関係でマジュロ空港で合流して、すぐにツアーに出発しました。
- マジュロ空港を出発
- 平和記念公園(Majuro Peace Park)
- ココナッツ加工工場の支店
- 台風記念碑(Typhoon Monument)
- ローラ・ビーチ(Laura Beach)で自由時間
- ダウンタウンのThe Riwut Outbackでランチ
- ココナッツ加工工場の本社
- 伝統カヌー工房 WAM Canoe House
- MJCC(日系スーパー、店舗&旅行会社)
- アレレ博物館(Alele Museum)
- マジュロ環礁の道のつながっている部分の北東端
- ホテル到着
途中、コースにはない、スーパーマーケットに立ち寄っていただいたり、金曜夜市の場所を教えてもらったりなど、いろいろしていただけました!
④いざ、マジュロ環礁周遊ツアーに出発!
1本道の主要道をひたすらまっすぐ西へ進んでいきます!
1番最初によった平和記念公園の第二次世界大戦の戦死者を弔う碑は日本列島のある方向に向けて建てられているとのことです。


ココナッツ加工工場では、ふくよかで笑顔の素敵なおじさん、おばさんがたくさんいらっしゃり、ココナッツよりも従業員さんたちに目が行ってしまいました!
ちょうど訪問した際に、台湾政府の関係者が来ており、盛大な歓迎にあっていました!太平洋地域の国ではマーシャル諸島は珍しく、中国ではなく台湾と国交を結んでいますので、台湾の旗や台湾関連のものが町中にたくさんあります!




島の西端のローラビーチまではダウンタウンからは車で1時間半、空港からは1時間ほどで到着になります。
途中、車窓から台風記念碑を見学してから向かいます。
今回はツアー料金に含まれていますが、ビーチの入り口で車両ごとに2ドル(310円)お支払いをします。
ローラビーチでは30分ほど自由時間で周辺をゆっくり散策することができました。比較的キレイなトイレもありますので、観光の途中で利用するとよいと思います!
園内にはなぜか朽ちた航空機が放置されていました。






途中、ゴミの堆積場やワンピースの悪魔の実のようなフルーツのパンダナスを見たりしました。パンダナスはキリバスのものとはまた違う形をしていて、少し小さめでした。


途中の売店で、ナモナモ(Namo Namo)というマーシャル諸島のB級グルメを1.5ドル(233円)で買って食べました。クレープ生地の中にソーセージを入れて巻いた、軽食にばっちりのスナックでした!


ランチはローカルの料理を食べたいというリクエストをさせていただき、旅行会社のMJCCさんの近くのThe Riwut Outbackというお店でいただきました。
メインロード沿いにあるお店なので、探しやすいと思います。


注文したのは、Local Combo Tuna Steak with 4 local side dish & Jakaro 15ドル(2,325円)です。ランチはツアー代金に含まれていたので支払いはしておりません。
マグロステーキに4つの地元料理のサイドメニューとジャカロというココヤシの花蜜を発行させた健康飲料です!
サイドメニューは、白米、バナナココナッツミルク、スイトンのようなもののココナッツミルク、甘めのおかゆでした。
正直好みの分かれるメニューだと思いますが、日本に帰ったら絶対に食べられないメニューを食べることができ、とても感激しました!量は食べきれないほどのマーシャル諸島サイズでした。
私のお気に入りはジャカロ!とてもおいしかったです!



午後の観光はダウンタウンを巡るルートです。まずは午前に行ったココナッツ加工工場の本社工場に行き、見学をさせてもらいます。
こういった工場などの社会科見学は通常個人で入ることができないので、ツアーに参加した時のプラスポイントではないでしょうか。

次に伝統カヌー工房にお邪魔して、伝統的なアウトリガーカヌーを見学したりします。
このカヌー工房では、学校をきちんと卒業できなかった人やカヌーの作り方を習いたい人への3ヶ月や6ヶ月のレッスンなども行っているとのことです。



アレレ博物館は夕方の16時には閉まってしまうため、訪れる際は時間に気をつけましょう。土日は休みです。
ここでは写真や展示物などでマーシャル諸島の歴史などを学ぶことができます。入場料は無料です。




マジュロ環礁の北東端からは向かい側にある無人島を見ることができます。干潮時は渡ることができるとのことです。
3つほど先の島にはビキニ環礁の核実験被害者の人たちの2世や3世が暮らしているとのことです。
これにて1日ツアーの内容は終了でホテルに送ってもらいます。このツアーで西南端から北東端までマジュロ環礁の陸地が続いている場所を端から端まで見て回ることができるので、特に時間の限られた日程の方などにはとてもオススメです!


⑤番外編 ツアー翌日のマジュロ散策
ツアーで行って、再度行きたかった場所や行ってない場所を次の日に散策してきました!
魚市場に行ったのですが、なんとなく中に入りづらかったため、外から眺めました。

外国人が泊まれる島内の2つのホテルのうち、もう1つのホテルであるMarchall Islands Resortはダウンタウンの南側にあります。
隣にはパンのおいしいAnnie’s Bakeryがあります。入り口は小さいですが、店内はとてもキレイなカフェになっていて、店内で食べていくこともできます。
前日はこのパン屋さんの前で地元のおばちゃんが露天を開いて食べ物などを売っていました。


このホテルの近くには日本大使館と島内最大のスーパーマーケットであるK&K Supermarketがあります。
この辺の島国の大使館あるあるなのですが、全然セキュリティがなっていなく、ドアが開け放たれて誰でも入り放題です。
※写真は週末なのでドアが閉まっています
このような光景を見るたびに、あー南太平洋は本当に治安がいいな、と実感します。

島最大のK&K Supermarketは品揃えも豊富で、入り口横にホットスナックやお弁当のコーナーがあり、ちょっとした食事を買う時も便利です。

ダウンタウンの北端近くに島内No.2の広さを誇るPayless Supermarketがあります。立地的にも非常に利便性が高く、利用価値ありです!
ちなみに島内で1番安くビールが買えたのは、Payless Supermarketより少し北に進んだところにあるFormosaという中華系のスーパーでした。アサヒビールの太平洋限定販売品のAsahi Pacific Blue 350mlが1.5ドル(233円)でした。

⑥まとめ
今回は、比較的日本では馴染みの薄い太平洋の島国、マーシャル諸島のマジュロをご紹介させていただきました。
サンゴ礁の隆起した小さな狭い場所にできているマーシャル諸島。2100年になるころには地球温暖化により消滅の危機をむかえ、生活ができない島になっていると予想する学者もたくさんいます。
今後いろいろな困難に直面するであろう国ですが、人々は他の太平洋諸国と比べると裕福な暮らしをしており、とても平和な雰囲気です。
フライトも限られており、日本からはなかなか行きづらい場所ではありますが、ぜひマーシャル諸島に1人でも多くの人が興味を持っていただけるとうれしいです!
最後に、マーシャル諸島を実際に訪れて、感じた感想をまとめていきたいと思います!
- マジュロは周辺諸国・都市でダントツで都会!道がきれい、家がきれい、スーパーがきれい!
- 台湾国旗が町中にあふれてる!
- 桃太郎という名字の大臣がいる!市民には金太郎さんもいるらしい
- 上から見た雰囲気だけキリバスのタラワに似てる!
- 周辺諸国では1番生活はしやすそう!
- いつか離島にも行ってみたい!
