【インド国内線比較】シェア1位のインディゴ vs 伝統のエア・インディア!実際に乗ってわかった違いとおすすめ

アウランガバード

・激変するインド国内線!現在の2大巨頭
・新興LCC「インディゴ(IndiGo)」とは
・伝統の「エア・インディア(Air India)」とは
・実際に乗ってわかった決定的な違い

※2026年4月時点の情報
※1INR(インドルピー)=約1.7円

 インドの国土面積は約328万平方キロメートルで、日本の国土面積(約37.8万平方キロメートル)の8.7倍もあり、世界でも7番目に広大な国土を誇っています。
 そんな広いインドには電車やバスが網の目上に広がっており、観光客が訪れるような町であればどこでも行くことができます!
 それでもやはり広い国土を時間制限のある旅行期間に、効率よく周る場合は、どうしても国内線のフライトを利用することになるかと思います。
 今回は、その中でも主要な航空会社であるエア・インディアとインディゴについて、実際に搭乗した体験とともに、ご紹介していきたいと思います!
 みなさんのインド旅行のお役に立てていただければうれしいです!


①激変するインド国内線!現在の2大巨頭

 近年、インドの航空市場は世界で最も急速に成長していると言われていますが、その勢力図は今、文字通り「激変」しています。
 かつては多くの航空会社が乱立し、熾烈な価格競争を繰り広げていたインドの国内線ですが、現在は「たった2つのグループ」が市場の90%以上を支配する、圧倒的な2大巨頭時代に突入しているのです!
 インド政府が発表した最新データ(2025-2026年統計)によると、現在の国内線シェアの内訳は以下のようになっています。

  • インディゴ(IndiGo):シェア 約64%(圧倒的トップのモンスターLCC)
  • エア・インディア・グループ:シェア 約27%(フラッグキャリアと傘下LCCの合計)
  • その他(スパイスジェット、アカサ・エアなど):合計わずか約9%

 新興LCCとして産声を上げたインディゴが、今や国内線の「3分の2」を囲い込むメガキャリアとなり、それを老舗のフラッグキャリアであるエア・インディアが追う形になっています。
 他の格安航空会社(LCC)は完全に押され気味で、インドを飛行機で旅するとなれば、基本的にはこの「インディゴ」か「エア・インディア」の2択になると言っても過言ではありません。
 今回は、このインド国内線の空を牛耳る2社を、運賃、サービス、使い勝手など、旅人目線で徹底的に比較レビューしていきます!
 なお、基本的に全てのフライトのシート並びは3/3となっており、液晶画面はついていません。
 USBポートはエア・インディアにはついていることが多いですが、離陸後、水平飛行になってからでないと利用ができません。
 
 インドの空港では2社のどちらでもチェックインできるチェックイン機がたくさん設置されているため、チェックイン手続きもとても便利です!
 料金は、若干インディゴの方が安いことが多いですが、直行便であれば3,000から10,000円程度でどちらも航空会社も予約することができることが多いです。

 今回、私が利用した路線は下記の通りです!

1. エア・インディア(Air India)

・ムンバイ → ボーパール
・ボーパール → デリー
・デリー → アフメダバード
・アムリトサル → デリー
・デリー → ウダイプル
・ハイデラバード → ムンバイ

2. インディゴ(IndiGo)

・ムンバイ → アウランガバード
・アウランガバード → ムンバイ
・アフメダバード → デリー
・デリー → アムリトサル
・ウダイプル → ハイデラバード

②急成長でシェア1位!新興LCC「インディゴ」の強みとリアル

 いまやインド国内線の3分の2近くのシェアを握り、圧倒的な王座に君臨しているのがインディゴです。
 2006年に運航を開始した比較的新しい航空会社(LCC)ですが、並み居る老舗フルサービスキャリアを次々と追い抜き、今では「インドの国民的翼」となりました。これほどの急成長を遂げたインディゴの強みと、乗る前に知っておくべきリアルな機内事情を解説します!

インディゴ

1. インディゴが圧倒的トップに君臨する理由

 インディゴの最大の武器は、「圧倒的な便数の多さ」と「高い定時運航率(オンタイム)」です。
 インドの主要都市間はもちろん、地方都市へのネットワークも網の目のように張り巡らされており、「行きたい時間に必ず便がある」という絶大な安心感があります。
 また、かつて「遅れるのが当たり前」だったインドの航空業界において、インディゴは「定時運航」を徹底し、ビジネス層からの信頼も一気に勝ち取りました。

2. 運賃はエア・インディアより1,000円〜2,000円安い

 時期や路線にもよりますが、運賃はフルサービスキャリアであるエア・インディアに比べて、片道あたり1,000円〜2,000円程度安いことが多いです。
 「とにかく移動費用を抑えたい」「少しでもコスパ良くインド国内を移動したい」というバックパッカーや格安旅行派にとって、この価格差は大きな魅力になります。

3.【機内サービス】LCCならではの「究極の割り切り」

 安くて正確なインディゴですが、機内は良くも悪くも「完全なLCC仕様」です。

  • 機内食やドリンクはすべて有料: 無料のお水やスナックの提供はありません(事前にネットでプレオーダーするか、機内で購入する必要があります)。
  • 座席の間隔: 機材は清潔で新しいものが多いですが、LCC特有の少しタイトな座席配置です。数時間のフライトなら問題ありませんが、ゆったり過ごしたい人にはやや物足りないかもしれません。
  • エンタメなし: 各座席のモニターや機内Wi-Fiによるエンタメ配信はありません。

インディゴのシート

【インディゴのまとめ】 

 移動を「ただの手段」と割り切り、事前のエンタメ準備(動画のダウンロードなど)や機内での飲食を必要としない人にとっては、これ以上なく安くて正確で使いやすい最強の航空会社です!

②さすがフラッグキャリア!伝統の「エア・インディア(Air India)」の魅力

 圧倒的な安さと利便性で迫るインディゴに対し、インドの誇りと伝統を背負って立つフルサービスキャリア(FSC)が、フラッグキャリアのエア・インディアです!
 かつては「機材が古い」「遅延が多い」といったネガティブなイメージを持たれることもありましたが、インド最大級の世界的財閥タタ・グループ(Tata Group)の傘下に完全移行してからは劇的な生まれ変わりを遂げています。
 近年、極めて質の高かったプレミアム航空会社「ビスタラ(Vistara)」との経営統合も完了し、サービスのクオリティがグッと底上げされた新生エア・インディアの魅力を解説します。

エア・インディア
たまにビスタラ航空の機体をそのまま使っている便もあります

1.【機内サービス】短いフライトでも温かい機内食や飲み物が出る

 LCCであるインディゴとの最も大きな違いが、「至れり尽くせりなフルサービス」です。
  エア・インディアでは、たとえ1〜2時間程度の短い国内線フライトであっても、基本運賃の中に無料の機内食(ホットミール)とドリンクが含まれています。
 短距離フライトの場合、惣菜パンとスイーツという組み合わせが多いですが、路線によっては、スパイスの効いた本場の本格的なインドカレーやベジタリアン向けのメニューなどが提供されます!
 飛行機に乗った瞬間からインドの食文化を楽しめるのは、移動の気分を間違いなく高めてくれます!

最初に提供されることが多いミネラルウォーター
とうもろこしの惣菜パンとチョコ・マフィン
デリー発 アフメダバード行きのフライトで出たベジタブルカレー

2. スターアライアンス加盟だからANAのマイルが貯まる!

 マイラーにとって非常に大きなメリットが、エア・インディアが世界最大の航空アライアンスである「スターアライアンス(Star Alliance)」に加盟している点です。 インド国内線のフライトであっても、ANA(全日本空輸)のマイルを貯めることが可能です。
 普段からANAや他のスターアライアンス系航空会社のマイルをコツコツ貯めている人なら、このポイントだけでエア・インディアを選ぶ強力な理由になります!

3. 座席が広く、受託手荷物の許容量もゆったり

 LCCに比べてシートピッチ(座席の間隔)が広めに設計されているため、体格の大きな人でも窮屈さを感じずにリラックスして過ごせます。
 LCCでは厳しく制限されがちな「預け荷物(受託手荷物)」の重量枠も、標準のエコノミークラスでゆとりを持って設定されているため、お土産などで荷物が増えがちなインド旅でも安心感があります。
 またインディゴとは違い、シートにUSBポートがあることが多く、水平飛行後であれば機内で携帯電話などの充電ができます!

USBポートのついた座席

【エア・インディアのまとめ】 

 移動中の快適さ、美味しい機内食、そしてマイルの獲得まで、旅全体の「満足度」を重視したい人にとって、やっぱりフラッグキャリアの安心感は格別です。
 タタ・グループによる大改革で定時運航率や機内の清潔感も劇的に改善されており、今最も乗る価値のある航空会社へと進化しています。

③結論:個人的には「エア・インディア」がおすすめ!

 最後にエア・インディアとインディゴの2社を比較した表を作成しましたので、ご参照ください!

比較項目エア・インディア(Air India)インディゴ(IndiGo)
料金◎ (1,000〜2,000円安い)
路線網◎ (国内シェア約6割)
機内サービス◎ (無料のホットミールあり)✖️ (有料のLCC仕様)
マイレージ◎ (スターアライアンス加盟)✖️
定期運行

 個人的には1,000〜2,000円の微々たる差の料金で、時間帯が問題なければ、マイルが貯まり、飲食サービスもあるエア・インディアをオススメいたします!_
 路線や時間帯によってはインディゴのみが選択肢の場合もあるかと思いますが、インディゴ自体も安心して乗れる、とてもよい航空会社ですので、心配はいりません!
 ぜひ2社を利用して、自分の好みを見つけてもらえばと思います!
 日本では想像できないような経験がたくさん待っているインドですが、うまく飛行機を活用して楽しい旅行をしていただければうれしいです!