バティックエア、実際使ってみてどう?インドネシア国内線で利用!

アジア

・インドネシア第2の航空会社、バティックエアとは?
・実際に使ってみてどう?料金やサービス内容など
・ジャカルタ空港内の国際線から国内線への移動はどうすればいい?

※2025年9月時点の情報
※100IDR(インドネシアルピア)=約1円

 インドネシアは、17,508の島からなる世界最大の群島国家です。面積も日本の約5倍の大きさを誇っております。
 そんな巨大な島国インドネシアを周るには、時としてどうしても飛行機が必要となる場面があります。インドネシアの航空会社といえば、ナショナルフラッグ・キャリア(国を代表する航空会社の意)として知られているガルーダ・インドネシア航空があります。
 そのガルーダ・インドネシア航空に追付けとばかりに近年路線網を伸ばしているのが、インドネシア第2の航空会社である、バティックエアです!
 今回、ジャカルタからジョグジャカルタ、ソロからジャカルタの2路線でバティックエアを利用しましたので、その経験をもとにバティックエアについて、ご紹介していきたいと思います!

①日本にも就航している!LCCが親会社のフルサービスキャリア

 バティックエアは、現在、国内線とともに国際線にも力を入れており、実は東京や大阪にも就航している航空会社です!
 しかし、主軸としてはやはりインドネシアの国内線となっており、現在ではガルーダ・インドネシア航空をも追い抜く勢いの航空会社です。
 バティックエアは世界で唯一のLCCが親会社である*フルサービスキャリアです。ANAがPeachを所有しているなど、フルサービスキャリアのグループ会社としてLCCを持っているというのは良き聞きますが、逆は本当に珍しいです!
 バティックエアの親会社はライオンエアというインドネシア国内では非常に有名なLCCの会社ですので、機会がございましたら、そちらもぜひご利用ください!
 ほとんどの国内線の路線でガルーダ・インドネシア航空と競合していますが、基本的には若干安めの料金で設定されているため、非常に使い勝手がいい航空会社です。
 にもかかわらず、飲食サービスなども提供されるため、文句のつけどころがありません!唯一残念なのは、マイレージサービスでしょうか。大きなアライアンスに加盟していないため、日本人がよく使うような航空会社のマイレージに加算することができません。

※機内食・飲料の提供、複数の座席クラスの提供、座席指定、預け入れ手荷物の無料サービスなど、従来型の充実したサービスを航空運賃に含めて提供する航空会社

バティックエア
バティックエア

②バティックエアはオススメ?実際利用しての感想

 今回のインドネシア旅行では2度ほどバティックエアを利用したのですが、その経験をもとにご紹介をしていきます。
 ジャカルタ〜ジョグジャカルタ、ソロ〜ジャカルタの路線のどちらも日本円で9,000円ほどで購入することができました。
 ジャカルタでの国内線のチェックインは、ターミナル2になります。日本の国内線のターミナルと若干作りが違っており、ターミナル内に航空会社ごとの入り口が設定されております。
 そこで予約確認などの軽いチェックを係員にしてもらった上で先に進むとチェックインカウンターがある形になります。
 利用者以外はカウンターのあるエリアまでも行けないようなルールになっています。ただし、スタッフのチェックはゆるゆるなので、無視して通り抜けることもできてしまいそうでした。
 私は、外にあった自動チェックイン機でチェックインしていたので、カウンターには寄らずにそのままゲートへ向かいました。ゲートはD3で、ターミナルの左手奥側にあるゲートでした。Dエリアに入る際にセキュリティチェックがあります。
 D3の看板があるところが搭乗口ではなく、そこからもっと奥へ進むと、ベンチなどがたくさんあり、そこで登場時間になるまで待った上で、飛行機に搭乗します。

Dエリアに入る時のセキュリティチェック
搭乗ゲートの看板 実際の搭乗口は看板を過ぎて少し進んだところにありました

・バティックエア ID6372便 ジャカルタ発 ジョグジャカルタ行き 1時間強のフライト

シート 3列3列 座席に液晶画面あり、USB充電ソケットなし

機内食サービス 1時間しか飛行時間がありませんが、パンとお水のサービスがあります

座席の液晶画面
機内サービスのパンとお水

 ソロ空港もジャカルタ空港と同様に、チェックインカウンターの前で係員に予約を見せて入場します。
 私は自動チェックイン機でチェックインをしているため必要ありませんでしたが、荷物を預ける場合は、入場後に有人カウンターへ行きます。
 その後セキュリティチェックを通って、搭乗ゲートへ進みます。今回搭乗したのはバティックエアでゲートは2番でした。ゲートは全部で5つしかないこじんまりした空港ですので、迷うことはないと思います。
 ソロは伝統衣装のバティックの名産地として有名なのですが、空港の屋根がバティックの柄になっていたりと、とてもおしゃれできれいな空港でした!

ソロ空港
ソロ空港 構内
自動チェックイン機
バティックエア チェックインカウンター
1番 搭乗ゲート
バティック柄の屋根
搭乗開始

・バティックエア ID7365便 ソロ発 ジャカルタ行き 1時間強のフライト

シート 3列3列 座席に液晶画面、USB充電ソケットどちらもなし

機内食サービス 1時間しか飛行時間がありませんが、パンとお水のサービスがあります

機内の様子 座席に液晶画面はありませんでした
パンとお水のサービス

③ジャカルタ空港での国際線から国内線の乗り継ぎ

 ジャカルタ・スカルノ・ハッタ空港は国際線はターミナル3の発着となり、ガルーダ・インドネシア航空の国内線もターミナル3の発着となりますが、バティックエアの国内線はターミナル2になります。
 ガルーダ・インドネシア航空の国内線の乗り継ぎの場合は、同じターミナルのため、そのまま乗り継ぎができますが、バティックエアはターミナルが違うため、ターミナル間の移動が必要になります。
 なお、空港からジャカルタ市内へ出る鉄道の駅は、ターミナル1とターミナル2の間にあるため、やはり移動が必要です。
 ターミナル間や鉄道駅への移動は、空港内を走るスカイトレインという電車で無料で移動することが可能です。

 スカイトレインは

ターミナル3→ターミナル2→鉄道駅→ターミナル1

の順番で止まり、終点まで到着すると逆方向に出発をしますので、間違って逆に乗ってしまっても、待っていれば自分の目的地へはいつか到着できます!

スカイトレインの案内板
スカイトレイン 電光掲示板

④まとめ

 今回は、実際の搭乗経験をもとに、インドネシア第2のフルサービス・キャリアであるバティックエアをご紹介いたしました!
 航空運賃も比較的安いですし、サービス内容もすごくいい!という訳ではないものの、特に何も問題なく、気持ちよく利用ができました。
 今後も乗りたい路線でバティックエアが運行しており、お値段も他社と比べて同じか安価であれば、どんどん利用していきたい!と感じることができる航空会社でした。
 インドネシアは国土もとてつもなく広いですし、どうしてもバス、列車、フェリーでは時間がかかり過ぎてしまう移動も多いですので、飛行機もうまく活用して効率的に旅を楽しんでいただければと思います!