ドロ色の飲み物「シャカウ」体験、ソケース・マウンテンで風になり、コロニアを散歩。ポンペイ島の静かな冒険

オセアニア

・旅の拠点「Joy Hotel」から。コロニアの町に流れる穏やかな日常を歩く
・雨上がりの緑を抜けて。ソケース・マウンテンの頂で太平洋の風になる
・ポンペイの夜の聖なる飲み物「シャカウ」の魔法にかかる

※2026年3月時点の情報
※1USD(アメリカドル)=約155円 記事内ではドルと表記

 ミクロネシア連邦の中でも1番見所が多いのがポンペイ島(Phonpei)です!音は同じですが、イタリアのポンペイ遺跡(Pompei)とはつづりも場所も違います!
 今回は、旅の拠点となるコロニア(Colonia)の町と、数少ない観光客が泊まれるホテルでオススメのJoy Hotelの紹介、周辺の観光情報などをご案内していこうと思います!
 実は、野球場があったり、日本食が気軽に食べられたり、日本語起源の現地の単語があったりと、とても日本と繋がりのある国なんです!
 なかなか日本から行く人の人数も多くなく、行った人の話を聞く機会の少ないミクロネシア連邦・ポンペイ。だからこそ、行きたい!と思っている1部の人の参考になるような内容をご紹介していきたいと思います!


①ポンペイ空港到着から旅の拠点Joy Hotelへ!

 ミクロネシア連邦では入国カードと税関申告書が1枚でまとまっています。
 今回は、ユナイテッド航空の機内では、在庫がなくなったとのことで、空港の入国審査のエリアで手に入れましたが、もしかするといつもは機内で配られているのかもしれません。
 入国審査の際に帰り、もしくは別の場所へ行くフライトの予約の確認をされましたので、帰りを決めずに来るスタイルの長期旅行者の方は要注意です。
 入国審査、バゲージクレーム、税関の順に通っていくと到着ロビーに出ます。

ポンペイ国際空港の看板
グアムから到着したユナイテッド航空のアイランドホッパー
ポンペイ空港の到着ラウンジ
ポンペイ空港外観

 ポンペイでは空港からの公共交通機関がないため、ホテルに送迎をお願いします。基本的には無料で往復ともにしてくれます。
 今回、宿泊したJoy Hotelは日本人が経営しており、ポンペイではとても有名なホテルです。
1泊の料金はシングルは約90ドル(13,950円)、ダブルは約110ドル(17,050円)です。
 物価などを考えると決して安くはありませんが、南太平洋の島国は基本的にホテルの選択肢が限られていることが多く、料金の競争原理が働きづらいため、高値になっているところが多いです。

Joy Hotel入り口
Joy Hotelフロント

 それでもポンペイの中ではとても安定したサービスではないかと思います。
 部屋には大きな冷蔵庫がありますし、ミネラルウォーター、コーヒー、紅茶は飲み放題ですし、箸やスプーンも置いてあり、電子レンジも使えます!
 1Fには地元で人気の日本食レストランがあり、レストランの少ないポンペイでは非常に助かります。

水やコーヒー、電子レンジなどのサービスが充実
コーヒー以外にお茶もあります!
客室
大きな冷蔵庫はポイント大!
トイレと洗面所

 ちなみにホテルの予約はメールのみで2ヶ月前からの受付になります。
 それ以外のホテルもネット上で予約できるホテルはなく、ポンペイ島のホテル予約は、現地のホテルに直接メールか電話などで予約をする必要があります。

②ホテルから出発!ポンペイの中心、コロニア散歩!

 ポンペイの中心部は2時間ほどで散策することができます。
 今回、散策した場所の順を紹介いたしますので、ポンペイを散策する際の参考にしていただければうれしいです!

  • Joy Hotel
  • スパニッシュ・ウォール・パーク(Spanish Wall Park)
    ※別名 アルフォンソ城砦とも呼ばれることもあります
  • ポンペイ大聖堂跡(Cathedral of Ponape Belltower)
  • ディケティク・コーズウェイ(Dekehtik Causeway)
  • A-One Mart(スーパーマーケット)
  • プロテスタント教会(Protestant Church)
  • Palm Terrace Market(スーパーマーケット)

スパニッシュ・ウォール・パーク
プロテスタント教会
ポンペイ大聖堂跡

 ディケティク・コーズウェイはポンペイ空港から中心部へ移動する際に必ず通る道で、両側が海になっている道です。
 左側にソケース・マウンテン(Sokehs Mountain)の勇姿を見ることができます!

ディケティク・コーズウェイ
ディケティク・コーズウェイ
ソケース・マウンテン
ポンペイへようこそ!の看板

 市の中心部には2つの大きなスーパーマーケットがあります。
 中心部から南に600mほど行った場所にあるPalm Terrace Marketは広さで言えばNo.1です。 
 A-One Martはより中心部にあり、お酒類はここが1番安く買えます。

A-One Mart
Palm Terrace Market

 市内にはローカル料理が食べられるようなレストランがないのですが、道端で現地のおばちゃんが惣菜や弁当を売っています。
 南太平洋はローカル料理が食べられる場所が少なく、一般的には中国系移民がやっている中華料理屋がたいていありますが、ミクロネシア連邦では日本食が普及しています。
 ポンペイはJoy Hotelなどで日本料理が食べられますが、ほんの少しでもローカルな雰囲気、味わいを求めるのであれば地元のおばちゃんのお惣菜なんかいかがでしょうか?

町中で買える惣菜

③ぬかるみ注意!ソケース・マウンテンの戦跡までハイキング!

 今回は、ポンペイ在住40年以上を誇る日本人ガイドの大村さん(現地名 ケニーさん)にプライベートツアーをアレンジしてもらいました。

大村さんの連絡先は下記のメールアドレスになります。

kennykmpni@mail.fm

 午前中にソケース島(Sokehs Island)のソケース・マウンテン(Sokehs Mountain)、夕方にシャカウ(Sakah)というコショウ科の植物から作られる、軽い酩酊・鎮静作用のある伝統的な飲み物の体験をするプライベートツアーをアレンジしてもらいました。
 費用は50ドル(7,750円)とシャカウの儀式の案内人にチップ20ドル(3,100円)で合計70ドル(10,850円)です。
 朝9時半にホテルでピックアップしてもらい、ソケース・マウンテンへ出発します。
 ソケース・マウンテンのあるソケース島はポンペイの中心部であるコロニアのすぐ左手にあり、ポンペイ空港の対岸に位置する島です。
 ソケース・マウンテンの上部には旧日本軍の砲台や高射砲の跡などが、保存状態よく残っています。
 中腹までは車で行くことができ、市内から10分ほどで到着します。

中腹の駐車スペースからの景色
中腹の駐車スペース

 車を下車した場所から戦跡の残る上部までは徒歩で20分ほどで登ることができます。
 後半の坂は、かなり急な坂道になっています。
 前方に休憩所のような小屋が見えてきたら到着です。

登山道から空港方面の景色
ソケース・マウンテンの看板
頂上へ続く登山道
登山道から空港方面の景色
休憩所の小屋

 ここから奥にまっすぐ進むと高射砲やカノン砲の跡(Japanese Anti-Aircraft Guns)があります。

高射砲やカノン砲の跡
高射砲やカノン砲の跡
高射砲やカノン砲の跡
日本軍の建物跡

 次に左の方の道なき道のようなどろ道を進んでいくと旧日本軍の沿岸砲(Japanese WW2 Coastal Battery Gun)が残されており、奥には部屋のようなスペースもあります。
 ポンペイは世界的にも多雨の地域のため、地面が常にぬかるんでおり、ドロドロになってしまうので、汚れてもいいズボンと歩きやすい運動靴で来ることをオススメします。

ぬかるんだ道
旧日本軍の沿岸砲
旧日本軍の沿岸砲からの景色

 今回は、プライベートツアーをアレンジしてもらって訪問しましたが、ソケース・マウンテンだけであれば、歩くのが苦にならない人は個人で徒歩でもコロニアから行くことができると思います。

④見た目はドロ水で苦い謎の飲み物!現地のシャカウ・バーでシャカウ体験!

 5時にホテルでピックアップしてもらい、シャカウを飲める場所まで移動します。車で10分ほどで到着します。
 シャカウ・バーは6時ごろからどんどん地元の人が集まってくるので、混雑する前に入店しました。

コロニアのシャカウ・バー

 シャカウを作る工程も見ることができました。順序としては、下記のとおりです。

  1. コショウ科の原料をハイビスカスの葉と混ぜる
コショウ科の原料
ハイビスカスと混ぜる

2. 混ざったものを潰す

混ぜたものを潰す

3. タオルでこす

タオルでこす

4. 大きい桶にうつす

大きい桶にうつす

5. ココナッツの実で作った器にうつしてお客に提供

シャカウの完成!

 料金は20ドル(3,100円)で飲み放題と地元民には高いような気がしますが、とてつもない量を飲んで元を取るのだそうです。
 私は6杯ほど飲んで、最後の方に少しフラフラする感覚を覚えました。
 シャカウは見た目がドロ水で、味もおいしくないと言われていますが、個人的には味は大丈夫でした。
 飲みすぎるとヒザに来るとのことでしたが、それも大丈夫でした。
 お酒とは違い、酩酊しても頭は冴えているので記憶がなくなったりすることもなく、どちらかというとダウン系でおとなしくなるので、ケンカなども起こらないという平和な飲み物です。

地元の人はシャカウが大好き!

 なお、飲んだ後はちゃんと何か食事を取らないと次の日にゲリになることがあるようなので、要注意です!
 地元の人とたくさん話せましたし、なかなかいい体験ができたな!と思います。

⑤まとめ

 今回は、ミクロネシア連邦のポンペイ島、特に中心部のコロニア周辺の観光情報をご紹介させていただきました。
 本当にのどかな田舎という雰囲気のポンペイですが、野球を楽しんでいる子どもたちがたくさんいたり、日本食の惣菜が簡単に買うことができたり、なんだかとても親しみやすい場所です。
 そんなのんびりできる島で日本ではできないシャカウ体験や美しい海、ソケース・マウンテンのハイキングなど色々な角度から楽しんでいただけるとうれしいです!
 なかなか情報のない地域ですが、ぜひご参照いただき、実際にミクロネシア連邦を訪れる人が1人でも増えてくれればうれしいです!