・アイランドホッパーとは?太平洋の島々を数珠つなぎにする「世界一ユニークな航路
・機内待機か、束の間の上陸か?寄港地での「セキュリティチェック」
・慌ただしいアイランドホッパーの機内サービス
・番外編 珍しいチュークでの乗り継ぎ方法の紹介!
※2026年3月時点の情報
※1USD(アメリカドル)=約150円 記事内ではドルと表記
皆さんはユナイテッド航空のアイランドホッパーと呼ばれる路線を聞いたことはありますでしょうか?
このアイランドホッパーはアメリカ合衆国のグアムとホノルルを結ぶ航空路線の愛称として親しまれており、世界中の航空機ファンが人生で一度は乗ってみたい!と憧れる路線でもあるんです!
今回はこのアイランドホッパーに実際に搭乗した際の情報や、日本からアイランドホッパーの出発点となるアメリカ合衆国のグアムの区間のユナイテッド航空での往復時の情報、グアムでの乗り継ぎ方法などをご紹介していきたいと思います!
①世界中の飛行機ファンのあこがれ!ユナイテッド航空のアイランドホッパーとは?
ユナイテッド航空でグアム経由で太平洋の小さな国々へ旅行へ行ってまいりました!
今回搭乗したのは、ユナイテッド航空のアイランドホッパーと呼ばれる飛行機ファンには人気の路線です!
アイランドホッパーとは、ユナイテッド航空がアメリカ合衆国のグアムとホノルルの間を運行する路線なのですが、その間にミクロネシアの小さな島々を各駅停車のように停まっていく、とても珍しい路線です。
発着する場所をグアムからホノルルまで順番にご紹介すると、次のとおりです。
- アメリカ グアム→ミクロネシア連邦 チューク
- ミクロネシア連邦 チューク→ミクロネシア連邦 ポンペイ
- ミクロネシア連邦 ポンペイ→ミクロネシア連邦 コスラエ
- ミクロネシア連邦 コスラエ→マーシャル諸島 クェゼリン
- マーシャル諸島 クェゼリン→マーシャル諸島 マジュロ
- マーシャル諸島 マジュロ→アメリカ ホノルル
コスラエとクェゼリンには停まらない便が多く、クェゼリンについては、アメリカ軍の基地のある場所で基本的には一般人は降りることができません。
今回、私はグアムからミクロネシア連邦のポンペイ、マーシャル諸島のマジュロからグアムの路線をアイランドホッパーで利用しました。
普通に予約をすると20万円以上であったりと距離などを考えると非常に割高な路線ですので、スターアライアンスのマイレージを貯められている方は、マイレージで購入するのがおすすめです。
私は、往復ともに40,000マイル、合計80,000マイルで購入しました。アイランドホッパーの寄港地が増えると片道60,000マイルになることもありますので、ご注意ください。
1番お得にマイレージで予約できる時はミクロネシア連邦であれば片道20,000マイルで予約することができ、比較的木曜日のフライトが狙い目です。
ユナイテッド航空はANAと同じスターアライアンスなので、通常通り購入して搭乗した場合は、マイルももらえちゃいます!
②まずはアイランドホッパーの出発点、グアムへ出発!アメリカの特殊な乗り継ぎについてもご紹介
成田空港から出発する場合、ユナイテッド航空のチェックインカウンターは成田空港第1ターミナルのEエリアです。
自動チェックイン機でチェックインを試したのですが、有人カウンターのみでのチェックインとの表記が出てきて、チェックインできませんでした。アメリカのESTAなどの確認でしょうか?
ちなみにグアム経由の場合、乗り継ぎではあるもののアメリカに一度入国しなければならず、米国ビザ免除プログラム「ESTA」または、グアムー北マリアナ諸島連邦電子渡航認証「Guam-CNMI ETA」のいずれかと、グアムデジタル税関申告書(GUAM Electronic Declaration Form)のネット上での申告が必要となります。
グアムデジタル税関申告書は日本語表示で申請ができますので、特に困ることはないかと思います。
成田空港の時点で乗り継ぎ便のアイランドホッパーの搭乗券ももらうことができます。
アイランドホッパーの便はずっと同じ便で同じ場所に座っていくのですが、システム上、区間ごとに別々で搭乗券が発券されます。
そのため、行く場所によっては、とてもたくさんの搭乗券の束を受け取ることになりますので、無くさないように注意しましょう。


成田発、グアム行きの便は搭乗口は37番とかなり奥の方の搭乗口でした。
以前は日本人が大挙して訪れる観光地であったグアムですが、現在は日本人は急激に減少し、その代わりに韓国人が大挙して訪れています。
そのため、どうしても比較的マイナーな行き先&機体が小さい機体の便となってしまっているため、遠めの搭乗口を割り与えられることが多い気がします。


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シート並び 3/3 液晶画面はありますが、USB充電はありませんでした。
ただし、液晶はオンデマンドではないため、延々と流れている映画などのタイミングに合わせないと最初から見ることができません。日本語映画も2つほどありましたが、3時間半で到着してしまうグアム便ですと、映画を最初から最後まできちんと楽しむのは至難の技かと思います。
ユナイテッド航空は搭乗するといつも除菌ティッシュが配られます。地味にうれしいです!
夕食
食事はチキンかパスタ
今回は、チキンを選択しました。グレービーソースのようなもののかかった、とてもおいしい機内食でした!
ちなみにユナイテッド航空の中距離&短距離の国際線の場合、アルコールは有料&空港で買ってきたアルコールも飲ませてくれないという謎仕様です。LCCでも持ち込みで飲めるのに…
ご飯を食べてゆっくりしていると、3時間半であっというまにグアム国際空港に到着です。



アメリカでは乗り継ぎであっても、一度入国をして税関を通り、再度制限エリア内に入らないといけないという、独特のアメリカルールが適用されています。
そのため、グアムに到着したら、「Immigration」の看板に沿って進んでいき、「Foreigner」の列に並んで入国審査を受けます。時間帯にもよりますが、深夜2時でも韓国からの便と時間が重なり、入国まで30分ほどかかりました。
入国をしたら、バゲージクレームで荷物をピックアップして、Customsへ進んでいきます。
ここで事前にweb上で申請していた税関申告書のメールに印字されたQRコードを係員に提示して終了です。これでやっと到着エリアに出ることができます。



到着エリアは1Fで出発エリアは2Fになるので、乗り継ぎの場合は、2Fにエスカレーターで登り、左側に進んでいきます。
左にあるエスカレーターで3Fのセキュリティチェックに進みます。
このセキュリティチェックではモバイルバッテリーやPCなどは荷物の中に入れたままでも大丈夫でした。


グアム国際空港の制限エリア内は、それほど広くなく、セキュリティチェックを抜けると左右にまっすぐ広がっています。今回のグアムからのユナイテッド航空名物アイランドホッパーの便は13番ゲートでした。
ちなみにアメリカは出国審査がないので、セキュリティチェックを抜けるとすぐに搭乗口となります。
入国の厳しさと出国の適当さが180度違っていて、とても特徴的です。
続いて、アイランドホッパーの紹介の前に、帰りのグアムから成田への便のご紹介です。
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シート並び 3/3 液晶画面はありますが、USB充電はありませんでした。
ここでも液晶画面はオンデマンドではありません。
朝食
食事はフライドライス、スクランブルエッグ、パンケーキの3種類でした。
今回は、フライドライスを選択しました。肉厚の牛肉も乗っていて、とてもおいしかったです!



③いよいよアイランドホッパーに搭乗!美しいミクロネシアの島々へ出発!
アイランドホッパーの便はグアムからホノルルまで3から5カ所の空港に寄港しながら進むのですが、グアム空港の電光掲示板に印字されているのは、最初の寄港地のチューク(Chuuk)だけになっているので、要注意です。


それでは、とうとう念願のユナイテッド航空のアイランドホッパーに搭乗です!往路はグアム発、ミクロネシア連邦のチューク経由でミクロネシア連邦のポンペイまで向かいます。
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シート並び 3/3 液晶画面ありますが、USB充電はありません。
液晶画面は成田〜グアム便と同様にオンデマンドではない&区間ごとのフライトは短時間のため、フライトマップを見ること以外は正直使い道はありません。

マジュロからホノルルまでの区間を除くと、軽食が出るのはグアム〜チューク間のみとなります。メニューはフルーツとケーキでした。
それ以外の区間は、そもそものフライト時間も短いため、ジュースやお水などのサービスのみとなります。
アルコール飲料は成田〜グアム便同様に有料のサービスとなります。


途中、チューク空港で1時間ほど寄港します。その際は機内で待っていても、空港の待合スペースへ出て行ってもどちらでも大丈夫です。
ただし、空港の待合スペースへ行く場合は、機内持ち込み手荷物を全て持って出ないといけません。
なぜかというと、寄港時にセキュリティスタッフが機内へ乗り込み、機内に残っている荷物が誰のものかを全て確認するためです。
この際に誰の荷物か分からないものはセキュリティスタッフにより機体の外へ持って行かれてしまいます。
これは、寄港地で爆弾などを機内に残して去るようなテロなどから守るためのルールとなっているため、外に出る場合は、自分の荷物が機内でのチェックで疑われないように、自分と一緒に持っていかないといけません。
肌感覚では9割以上の人は機内で出発を待っていました。合計4時間でミクロネシア連邦のポンペイ国際空港に到着です。


続いて復路のマーシャル諸島のマジュロからグアムまでの区間をアイランドホッパーで飛んだ際の情報をご紹介いたします。
マジュロ空港に到着したら、正面にユナイテッド航空のチェックインカウンターがあります。パスポート、アメリカのビザやESTAなどのデータを提示してチェックインをします。
チェックインカウンターでは搭乗券は渡されず、すぐ右にあるカウンターで25ドル(3.875円)を支払ってから搭乗券が渡されます。
マジュロからのアイランドホッパーで、そのままグアムまで行くことができたのですが、今回はマイレージで購入しており、なぜかチュークで12時間ほど待って別の便でグアムに行った方が20,000マイル少なく予約ができたため、そちらの不便な便にしました。



搭乗券を手に入れたら、Departureの看板の先に進みます。出発の2時間前まではDepartureへの扉が閉まったままなので、少し待つ必要があります。
先に進むとまずはセキュリティチェックがあります。かなり珍しいのですが、人間をチェックする機械はありますが、荷物をチェックする機械がマジュロ空港にはありません。
そのため、荷物のすみずみまで係員が中を開けてチェックします。靴も脱いで確認します。
すみずみまで確認するというと、とても厳しいチェックのように感じますが、実際には特に個別に「これはなんだ?」のような質問もなく、しばらく待っていると終わりました。
セキュリティチェック後は出国審査です。こちらは特別なこともなく、パスポートと搭乗券、出国税のレシートを提出すればハンコを押されて終了です。なぜか出国税のレシートはパスポートと一緒に返ってきました。
搭乗口は1つしかないため、迷うことはありません。搭乗口にはトイレ、お土産屋、軽食屋さんがあります。




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シート並び 3/3 往路同様に液晶画面はありますが、USB充電はありません。
液晶は行きと同様にオンデマンドではないため、使い勝手は悪いです。
途中、ミクロネシア連邦のポンペイへ寄港して、1時間後にチュークに向けて出発します。
マジュロからポンペイ間ではマカデミアン・ナッツと飲み物のサービス、ポンペイからチュークまでは飲み物のみのサービスがあります。


④番外編 かなり珍しいチューク空港での乗り継ぎ方法紹介!
このままUA132便に乗り続けていれば、グアムに到着し、日本行きのフライトに乗り継げるので、あまりする人はいないかもしれませんが、チュークでの乗り継ぎ方法についてもご紹介します。
今回私はマイレージを使ってユナイテッド航空のアイランドホッパーを予約したのですが、なぜか復路でこのまま同じフライトに乗ってグアムに出るよりも、チュークで12時間待ってグアム行きに乗り継いだ方が、20,000マイル少なく取れたため、非常に珍しいチュークでの乗り継ぎという旅程を組みました。
チュークは非常に小さい空港のため、通常の空港ですと、乗り継ぎはこっち、入国はあっち、のような看板が出ているのが一般的ですが、そもそも乗り継ぐ人も少なく、乗り継ぎ用の経路がありません。
そのため、入国する人と同じく、入国審査を受け、セキュリティチェックを受けて、出口をでます。


ここで問題なのは、乗り継ぎなのですぐに再度中に入ろうと思ったのですが、チューク空港は便数が少ないため、次の便の時間の2時間前くらいにならないと搭乗口の方に入れないルールになっています。
その日の次のフライトというのが自分が乗る12時間後のグアム便でした。店などもほぼなく、仕方ないのでベンチで寝て過ごそうと思っていたのですが、運よくセキュリティ・マネージャーの方が声をかけてくれて、無料でVIPルームをチェックイン時間まで使っていいことになりました!ありがとう、セキュリティ・マネージャー!

チェックインカウンターは出発の4時間前くらいから開きます。乗り継ぎの場合、すでに手元に搭乗券を持っているものの、再度ユナイテッド航空のチェックインカウンターに行かなければなりません。
チェックイン処理が終わったら、出国税を払って、出国審査に進みます。
これは私は初めての経験だったのですが、出国審査がチェックインカウンターの左横にあって、いわゆるセキュリティチェックを受けた後の制限区域に入る前に出国手続きが終わる仕様になっています!不思議なルールです。
チェックイン後、まずは左にある出国税カウンターでパスポートと搭乗券を提示します。通常であれば出国税は30ドル(4,650円)かかるのですが、乗り継ぎであることを伝えたところ、支払いなしで大丈夫でした。
出国税カウンターの後は、その左にある出国審査に進みます。ここでパスポートと搭乗券に出国スタンプを押してもらいます。
そのあとで、やっとセキュリティチェックを受けて、制限区域に入ります。係員がパスポートと搭乗券を確認するので、どちらにも出国スタンプが押されている状態でないと、再度出国税カウンターからやり直しになります。
セキュリティチェックは非常にゆるく、PCやモバイル充電器などを荷物から出す必要もありませんでした。ただし、靴も脱がないといけません。





それではチューク発、グアム行きの便に搭乗です!
UA176
シート並び 3/3 液晶画面はありますが、USB充電はありません。
ここでもやはり液晶画面はオンデマンドではありません。
深夜のフライトだからか、往路の逆ルートではあった飲食のサービスは何もありませんでした。
このグアム〜チューク路線は往路のアイランドホッパーの場合、唯一食事が出る区間だったので何か出るのでは?と期待していたのですが…

なおユナイテッド航空の中では、このグアムからホノルルを結ぶアイランドホッパーは比較的不安定な路線だとは言われていますので、旅程を検討する際はご注意ください。
⑤まとめ
今回は、世界中の飛行機ファンの憧れのまとであるユナイテッド航空のアイランドホッパーについて、ご紹介をいたしました。
グアムからミクロネシア連邦のポンペイ、マーシャル諸島のマジュロからグアムの区間でアイランドホッパーを利用しました。
フライト自体が少ないミクロネシア地域では本当に貴重な路線となっています。ただし、ミクロネシア地域のどの路線も、独占路線となっていることが多く、飛行距離などと比較して、航空運賃がとても高いという欠点があるのも、また事実です。
今回の私のようにスターアライアンス系のマイレージで予約をするのが、現状では1番安価でオススメの方法です。
ユナイテッド航空は正直、世界的に見てもサービスがいい航空会社とは言えないのですが、今回、他のエアラインの突然のフライトキャンセルや謎のリマインドメールなどでかなり悩まされたミクロネシア地域の旅行となりました。
そのため、普通に運行してくれる、という当然のことを当然にしてくれるユナイテッド航空っていいな!と思いました!
