・ソロモン諸島の首都ホニアラってどんなところ?
・ソロモン諸島へのアクセス方法とホテル事業について
・ホニアラの観光スポットをご紹介!
※2026年6月時点の情報
※1SBD(ソロモン諸島ドル)=約20円
「ソロモン諸島」という国名を聞いて、すぐに場所がピンと来る人は少ないかもしれません。
しかし、「ガダルカナル島」といえば、どこかで耳にしたことがあるのではないでしょうか。
某有名お笑い芸人さんの芸名にも使われているこの島は、第二次世界大戦において日本がアメリカと激戦を繰り広げ、多くの尊い命が失われた歴史的な場所としても知られています。
今回は、そんなソロモン諸島の首都であり、ガダルカナル島の中心に位置する「ホニアラ」の街をご紹介していきたいと思います。
ホニアラへの主要な交通手段となるソロモン航空の利用や出入国のポイントをはじめ、空港から市内へのスムーズな移動、少し悩ましい現地のホテル事情と宿泊した「Island Home」のレポ、そして見逃せない市内の観光スポットまで、首都ホニアラでの滞在を包括的にご案内させていただきます!
①ソロモン諸島&首都ホニアラの基本情報
太平洋のメラネシア地域に広がる美しい島々からなる国、それが「ソロモン諸島」です。
およそ1,000もの島々が連なるこの国は、手つかずの豊かな自然と、そこに暮らす人々の温かい笑顔が今なお色濃く残る、知る人ぞ知る魅力的なデスティネーションです。
そのソロモン諸島の政治・経済の中心であり、玄関口となっているのが首都であるホニアラ(Honiara)です。
ホニアラは、同国最大の島であるガダルカナル島の北海岸に位置しています。
歴史に目を向けると、ホニアラを含むガダルカナル島は、第二次世界大戦において日本軍とアメリカ軍が激しい戦闘を繰り広げた「ガダルカナル島の戦い」の舞台として世界的に非常に有名な場所です。
現在でも街のあちこちには、当時の激戦の歴史を物語る戦跡やモニュメントが静かに佇んでおり、平和の尊さを深く考えさせられる場所でもあります。
一方で、現代のホニアラは、エメラルドグリーンに輝く美しい海やダイナミックな山々といった豊かな自然に囲まれており、どこか素朴でノスタルジックな空気が流れています。
一般的なメジャーリゾートとはひと味違う、ディープで唯一無二の島旅を楽しむことができる街です!
②ナンディからのフライト&ホニアラ空港の出入国・両替情報
ソロモン諸島の玄関口であるホニアラ国際空港へ向かうため、今回はフィジーのナンディからソロモン航空を利用して往復しました。
ここでは、フライトの詳細や現地の出入国、到着後の両替やスーパー情報まで詳しくご紹介します。
ナンディからホニアラへ:ソロモン航空のフライト体験
今回はフィジー航空とのコードシェア便(フィジー航空便名)として予約しましたが、チェックインカウンターはソロモン航空のカウンターでの対応となります。
チェックインは通常出発の3時間前から開始されます。

カウンターで手続きを済ませ、セキュリティチェックと出国審査を抜けると搭乗口エリアへ進みます。
搭乗したソロモン航空のIE703便(シート並びは3/3配列、液晶画面やUSB充電ポートはありません)ですが、当日はなぜか機体がナウル航空のものでした。
席の前の安全のしおりなどはナウル航空仕様だった一方で、ヘッドレストカバーはソロモン航空のものになっており、こうした珍しい機材運用(ウェットリースなど)に出会えるのも南太平洋のアイランドホッピングならではの醍醐味です。




離陸後にはドリンクサービスがあり(アルコールも用意されています)、本来ならソロモン航空のローカルビール「ソルブリュー」があるはずなのですが、今回はナウル航空の機体運行だったためか、オーストラリアの「VBビール」かフィジーの「Fiji Gold」のチョイスでした。
今回はVBビールを美味しくいただきました! その後提供された朝食(ソーセージ、ベイクドビーンズ、ポテトなどの洋食)も味に問題なく、美味しく完食しました。
また、飛行機がソロモン諸島に近づくと機内で入国カードが配布されるため、到着前にあらかじめ記入を済ませておくとスムーズです。
およそ3時間のフライトで、無事にホニアラ国際空港に到着します。



ホニアラ国際空港の到着と周辺情報
飛行機を降りたあとは、タラップから歩いて空港の建物へと向かいます。入国審査と税関を抜ければ到着ロビーに到着です。
一般的には事前にホテルに送迎車を手配していることが多いため、このロビーでドライバーさんと合流することになります。
なお、空港敷地内には第二次世界大戦時の大砲が残されており、そのすぐ先には慰霊碑のある公園も美しく整備されていますので、行きか帰りに見学してみるものオススメです!
空港から市内までは車で30分ほどでアクセスできます。




現地での両替・日曜日の買い出し事情
滞在中の通貨について、私はUSドルと豪ドルからソロモンドル(SBD)へ両替しました。
宿のオーナーによると、オーストラリアドルの場合は「Coral Sea Resort」のカジノ内にある両替所、アメリカドルの場合は「Supreme Casino」内の両替所が一番レートが良いとのことです!
カジノに入場する際は帽子を取るよう声をかけられますが、カジノで遊ばなくても、両替だけの利用で問題なく入ることができます。
注意点として、ホニアラでは日曜日になるとお店やレストラン、観光地の大半が閉まってしまいます。
しかし、カジノ内の両替所は日曜でも開いているため非常に重宝します。
また、日曜はスーパーも閉まることが多いのですが、市内に多数の店舗を展開する大手スーパーチェーン「Bulk Shop」のNPF Plaza店は日曜でも営業しており、店内も広くて品揃えが豊富なのでとてもおすすめです!


帰路のホニアラ空港からナンディへ
帰りのホニアラ空港は比較的こぢんまりとしており、チェックインカウンターも少なめです。
左側半分以上がソロモン航空、右側の残りが他社カウンターとなっています。
チェックインエリアの右側にあるテーブルに出国カードが置いてあるので、チェックイン手続きとあわせて早めに記入をすませておきましょう。




チェックイン後はセキュリティチェックへと進みますが、ドアが閉まっているため「入っていいのだろうか…」と一瞬ためらうかもしれません。
ここは思い切ってドアを開けて進んで大丈夫です。 セキュリティチェックと出国審査を抜けると搭乗ゲートエリアに出ます。
ゲートは全部で2つのみで同じ空間にあるため迷う心配はありません。搭乗時もゲートから歩いて直接機体へと向かいます。




帰りのIE702便も、行きと同様にシートは3/3配列で液晶画面やUSB充電はありません。
機内では食事とドリンクサービス(アルコールあり)があり、ビールはやはりオーストラリアの「VBビール」または「Carlton Midビール」のチョイスでした(ローカルのソルブリューを楽しみにしていると少し惜しいポイントですが、フライトの楽しみとしては十分です)。
選んだチキンヌードルの中華風の味付けはとても美味しかったです!
帰りの機内でもフィジーの入国カードが配られるため、こちらも飛行中に記入を終えておくと、約3時間のフライト後にナンディへスムーズに入国できます。



③ホニアラのホテル事情と「Island Home」の宿泊レビュー
ホニアラを訪れる多くの旅行者が驚くのが、そのホテルの選択肢の少なさと物価の高さ(価格とクオリティのバランスが悪い)です。一般的なリゾート地のようなラグジュアリーなホテルは限られており、総じて宿泊費が高額にもかかわらず設備が追い付いていない傾向があります。
そんな限られた選択肢の中で今回私が宿泊したのは、「Island Home」という家族経営のゲストハウスです。
宿泊費・設備・立地のリアル
1泊約1万円前後で宿泊でき、ホニアラの中では最安値クラスの格安ホテルとなります。
トイレやバスルームは共有ですが、ソロモン諸島では貴重かつ有料であることが多いWi-Fiが無料で使え、キッチンや冷蔵庫が自由に使えるのは大きなメリットです。
お部屋や設備はゲストハウスならではのシンプルなつくりなので、「どこまで許容できるか」は人によりますが、バックパッカー等の旅行経験がある方であれば全く問題なく快適に過ごせるかと思います。
建物自体の古さはあるものの、しっかりと清潔に保たれていました。
ただ一つ注意点として、宿は市の中心部から徒歩20分ほどの高台(丘の上)に位置しています。
とはいえ、約3SBD(約60円)で乗れるミニバスが20分に1本ほどの頻度で走っているため、これを利用すれば丘の下にある中心部と簡単に行き来ができます。









オーナーのあたたかいサポートと買い出し事情
オーナーのJR(ジェイアール)さんは非常に親切な方で、レートの良い両替所、スーパー、酒屋、ローカルマーケットなど、初日に必要な場所に車で無料で連れていってくれました!

④「Island Home」が催行する多彩なオリジナルツアーと料金システム
「Island Home」がほかの宿と大きく違う魅力の一つが、宿のオーナー自身が多彩なオリジナルツアーをたくさん催行している点です。
滞在をより深く、効率的に楽しむために、ぜひチェックしておきたいツアー内容と料金システムについてご紹介します。
主なオリジナルツアーのラインナップ
- 東部戦線ツアー(Eastern Battle Field)
- 主な見どころ: レッド・ビーチ、テテレ戦争博物館、ブラッディ・リッジ、日本軍戦没者記念碑、アリゲーター・クリーク(イル川)など。
- 西部戦線ツアー(Western Battle Field)
- 主な見どころ: ヴィル戦争博物館、ガダルカナル島アメリカ軍記念碑、ボネギ・ビーチでのシュノーケリング(第二次世界大戦時の日本軍の沈没船が見られます)。
- テナルの滝ツアー(Tenaru Water fall)
- 主な見どころ: 美しいジャングルを抜けて、手つかずの美しい滝を目指す本格的なハイキング。
- ホトマイ文化村体験(Cultural Village HOTOMAI)
- 主な見どころ: ガダルカナル島にあるホトマイ村を訪れ、現地の伝統的なライフスタイル、ショー、アクティビティを体験(ドリンクと新鮮な地元の軽食・スナック付き)。
ツアーの料金と、個人手配(タクシーチャーター)との比較
料金(1人あたり)の目安は以下の通りです(いずれも所要時間は約4〜6時間ほど)。
- 1名参加: 1,500 SBD(約30,000円)
- 2名参加: 1,300 SBD / 人(約26,000円)
- 3名以上参加: 1,000 SBD / 人(約20,000円)
日本の感覚で見ると「なかなかの高額」に思えますが、色々な選択肢が少なく全てを海外からの輸送に頼っている南太平洋の島国ではこれが一般的な相場となっています。
街中のタクシー会社で1日ハイヤーを頼むと約700SBD(約14,000円)程度で観光することも可能ですが、こちらはあくまで「ドライバーのみ」の手配となります。
一方、Island Homeのツアーには、英語ガイド、各種入場料、ランチまたは軽食、ツアー中のソフトドリンク・ミネラルウォーター・お酒の飲み放題、さらに時間の許す限りリクエストに応じた追加の周辺スポット立ち寄りなどがすべて含まれています。
特にソロモン諸島は観光地の外国人入場料が非常に高く(場所によっては1ヶ所で100SBD=約2,000円以上かかることも)、細かく払っていくとバカになりません。
そう考えると、コミコミのこのツアー料金は決して悪くない設定だと感じました。
実際の宿泊・ツアー体験とディスカウントのコツ
私は今回、いくつかのツアーを組み合わせたり他の宿泊客とシェアしたりすることで、オーナーにディスカウントしてもらうことができました!
実際のスケジュールと費用(定価合計6,000SBDから交渉した割引後価格)は以下の通りです。
- 1日目: ホトマイ文化体験ツアー [1,300 SBD / 約26,000円](ほかのゲストとシェア)
- 2日目(午前): 東部戦線ツアー [1,200 SBD / 約24,000円]
- 2日目(午後): テナルの滝ツアー [1,200 SBD / 約24,000円]
- 3日目: 西部戦線ツアー [1,500 SBD / 約30,000円]
- 合計金額: 5,200 SBD(約104,000円) ※定価より800SBDお得に!
最終的に高額にはなりましたが、人生で1度のチャンスだと思うと、全部のツアーに参加して色々な場所に行けたことに大満足で、全く後悔はありませんでした!
⑤ホニアラ市内の観光スポット案内
今回は、ホニアラの市内を自分の足でゆっくりと散策してきました。宿から市の中心部までは徒歩で25分ほどかかりますが、市内の観光スポット自体は徒歩だけで全く問題なく周ることができます。 のんびり歩いても約4時間ほどで一通り網羅できるルートですので、ホニアラを訪れる際のぜひ参考にしてみてください!
散策のルート・タイムライン
- 宿出発 ➔ ミニバス・ターミナル ➔ ホニアラ中央市場 ➔ ナショナル・アート・ギャラリー ➔ 国立博物館 ➔ 国会議事堂 ➔ 宿帰着
各スポットの見どころ&リアルな感想
1. ミニバス・ターミナル
ホニアラのミニバス・ターミナルは、ホニアラ中央市場と道路を挟んで斜め前の南東側に位置しています。
ここからガダルカナル島の東西へ向けてたくさんのミニバスが出発しており、現地の足として大きな活気にあふれています。

2. ホニアラ中央市場(Honiara Central Market)
市場は真ん中と左右に入口があり、エリアごとにきれいに区分けされています。
- 正面を向いて右側: 野菜やフルーツが並ぶ野外エリア
- 中央: 野菜やフルーツ、売店や屋台
- 左側: 魚介類、売店や屋台
観光客の姿はほとんど見かけませんが、そのぶん圧倒的なローカルな熱気が漂っており、現地の日常を肌で感じられるスポットです。
ここでぜひ試していただきたいのが、30SBD(約600円)で山盛りに買えるフィッシュ&チップス! ボリューム満点でとても美味しいので、街歩きのお供にぜひ味わってみてください。






3. ナショナル・アート・ギャラリー(National Art Gallery)
中央市場から10分ほど左手に歩いた場所にあるギャラリーです。ソロモン諸島の9つの州から集まった伝統文化や現代アート作品が展示されています。
なお、中庭で開かれるクラフトマーケットは11時頃にならないとお店が開ききらないことも多く、「何時は島時間次第」というのんびりした空気感です。訪れる際は時間に少し余裕を持っておくと安心です。



4. 国立博物館(Solomon Islands National Museum)
この博物館は、なんと入場無料で楽しむことができるスポットです!
展示室は3つの建物に分かれています。パッと見では「閉まっているのかな?」とドアを開けていいか迷う雰囲気ですが、勇気を持ってドアを開ければ中に入ることができます。
- 右側の小さな展示室: 考古学展示室
- 左側のメイン展示室: 伝統文化・ライフスタイル展示室(ソロモン諸島の歴史や生活風土が一番よく分かります!)
- 左奥: 太平洋諸島フォーラムの展示室
裏手の広場では、タイミングが良ければ伝統ダンスショーなどのイベントが催されることもあるそうなので、訪れた際に何かイベントがないか聞いてみるのもおすすめです。




5. 国会議事堂(National Parliament of Solomon Islands)
国立博物館の裏手の丘の上に建つ国会議事堂です。
内部へ立ち入ることはできませんが、外観をバックに記念撮影をするスポットとして立ち寄るのにぴったりです。
近くには大手スーパーマーケットチェーン「Bulk Shop」の大型店舗もあるので、散策のついでにドリンクの買い出しなどで立ち寄るのも便利ですよ!

⑥まとめ:歴史が息づく街並みと温かい人々に触れる、唯一無二のホニアラ旅を
今回は、ソロモン航空でのナンディからの移動や出入国のポイント、空港アクセス、少し悩ましい現地のホテル事情と「Island Home」での快適な滞在、オーナー自慢の多彩なツアー、そして徒歩でめぐる市内の観光スポットをご紹介してきました。
一般的なメジャーなリゾート地とは一味違う、独特の空気感と第二次世界大戦の歴史が深く刻まれたガダルカナル島とホニアラ。
ホテルの選択肢が少なかったり価格面での驚きがあったりはしますが、それを補って余りあるディープな魅力と、親切なオーナーをはじめとする温かい人々の出迎えが待っています。
これからソロモン諸島・ホニアラを訪れる予定のある方は、ぜひ事前のフライト確認や送迎・ツアーの手配を万全にして、この唯一無二の島旅を満喫してきてくださいね!
