【ポカラ新名所】巨大シヴァ像と日本山妙法寺まで歩こう!レイクサイド発・1日絶景ハイキング完全ガイド

アジア

・旅の始まりはレイクサイドから。1日でポカラを満喫するハイキング計画
・神秘的な自然の造形美。デヴィズ・フォールとグプテシュワール・マハーデヴ洞窟
・ヒマラヤを望む白亜の塔。日本山妙法寺へハイキング!
・圧巻のスケール!最新スポット「プンディコット・シヴァ神像」の迫力

※2025年11月時点の情報
※1NPR(ネパールルピー)=約1.1円
※1USD(アメリカドル)=約150円

 ポカラの観光というと、フェワ湖周辺とレイクサイドが中心となります。レイクサイド側からフェワ湖を眺めると、対岸の山の上に白く輝く立派なストゥーパ(仏塔)が目に入ってきます。
 これは、フェワ湖の南岸の山の上に立つ、日本山妙法寺(World Peace Pagoda)という日本が建てた由緒正しいお寺になります!
 見た目の距離は近いものの、実際に行くとなると、結構な高いお金を払ってフェワ湖を貸し切りボートで渡った上で山頂まで登っていくか、ぐるっと湖を時計回りに迂回して山を登っていく必要があります。
 次の日からヒマラヤ山脈のトレッキングに数日行く予定もあったため、足を慣らす目的も兼ねて、徒歩で湖を迂回して日本山妙法寺と、その少し先にある2021年に誕生した新たな観光スポットであるプンディコット・シヴァ神像(Pumdikot Shiva Statue)まで日帰りのハイキングをしてまいりました!
 今回は、レイクサイドから気軽に楽しむことができるハイキングコースやヒマラヤ山脈の眺望&その周辺で見ることができる魅力的な観光スポットをご紹介していきたいと思います!


①レイクサイドからの1日ハイキングルート実例紹介!

 まず始めに、参考までに実際に私が周った、レイクサイドからの観光ルートをご紹介させて頂きますので、ポカラを訪れる際の参考にしていただければと思います。
 下記の場所を見学しながら往復をして、ランチや休憩も含めて約7〜8時間ほどでレイクサイドに戻ることができました。

  • レイクサイド
  • デヴィズ・フォール(Devi’s Fall)
  • グプテシュワール・マハーデヴ洞窟(Gupteshwar Mahadev Cave)
  • タシリン・チベット村(Tashiling Tibetan Refugee Camp)
    ※この後からハイキングになります
  • 日本山妙法寺(World Peace Stupa)
  • プンディコット・シヴァ神像(Pumdikot Shiva Statue)
  • タシリン・チベット村付近でチベット料理ランチ
  • レイクサイド

②本当に町中?ハイキングの入り口の手前にある滝と洞窟に感動!

 デヴィズ・フォールとグプテシュワール・マハーデヴ洞窟は道路を挟んで100mほどの距離しか離れていません。
 レイクサイドから向かうと最初にデヴィズ・フォールが右側にあります。徒歩で約1時間弱で到着できます。
 特に朝の時間は大通り沿いの光化学スモッグがひどく、道路の反対側もモヤってしまうほどです。

光化学スモッグでモヤのかかる朝の時間帯
光化学スモッグでモヤのかかる朝の時間帯

 デヴィズ・フォールは現地名はパタレ・チャンゴ(Patale Chhango)というのですが、英語名のデヴィズ・フォールの方が通りがいいです。これは昔この滝からスイス人のデヴィ夫人が滑落して死亡したことから名前が付けられています。
 大通り沿いの入り口のオレンジのファサードに「Devi’s Fall」と書かれているので、見逃すことはないと思います。
 そのファサードを通るとちょっとした商店街になっており、そこを進むと入り口に到着します。入り口の左側にチケット売り場があり、外国人は100NPR(約110円)です。

大通り沿いにあるデヴィズ・フォールへの入り口
デヴィズ・フォールの入り口
デヴィズ・フォールのチケットカウンター
入場料の案内

 滝が見えるところへは少し階段を下がって行きます。高い鉄柵などに囲まれており、若干滝が見づらいのですが、正面から見ることができるスポットがありますので、そちらで写真を撮るとよいと思います。
 入り口の近くに無料のトイレもありますので、必要であれば利用して行きましょう。

デヴィズ・フォールの案内板
滝の近くの裂け目
滝に続く小川
デヴィズ・フォール

 通りを反対側に渡って、1分ほど進むと左手にグプテシュワール・マハーデヴ洞窟があります。大通りに面した入り口は中華門のようなデザインになっています。そこを入るとやはりちょっとした商店街となっており、看板の矢印に沿って進むと入り口とチケット売り場に到着します。
 デヴィズ・フォールと同じく外国人は100NPR(約110円)です。実はこの洞窟は個人的にはポカラの観光地で1番のオススメです!

大通り沿いのグプテシュワール・マハーデヴ洞窟の入り口
グプテシュワール・マハーデヴ洞窟 チケットカウンター
グプテシュワール・マハーデヴ洞窟 入場料の案内板

 チケットにはQRコードが印字されており、入り口のゲートにかざして入ります。何も言わないとチケットをそのまま近くの係員に没収されますので、思い出に欲しい人は、係員の人にください、と言えば持って帰れます。
 最初はお寺のような建物があり、そこにある地下まで続く螺旋階段を降りて洞窟に入って行きます。

入り口のゲート
入り口への廊下
QRコードの印字されたチケット
螺旋階段の入り口
螺旋階段

 洞窟は外気より暖かく、入るときにメガネが曇ります。中は湿っており、地面も滑りやすくなっているため、注意が必要です。
 洞窟内の真ん中あたりにお寺があり、僧侶が読経をしていました。この場所だけは写真撮影が禁止されていますので、お気をつけください。
 一番下まで進むと洞窟の岩と岩の隙間が縦に空いている部分があり、そこからデヴィズ・フォールの方が、うっすら遠くに見えます。雨季の場合は水かさが増えて洞窟に入ることができない場合もあるので、ご注意ください。
 なんとも110円払っただけで見れるとは思えないような満足感でした!入り口近くには無料のトイレもありますので、観光時にご利用いただくとよいかと思いま

グプテシュワール・マハーデヴ洞窟 洞窟内部
グプテシュワール・マハーデヴ洞窟 洞窟内部
グプテシュワール・マハーデヴ洞窟 洞窟内部

 グプテシュワール・マハーデヴ洞窟の西側にはタシリン・チベット村があります。おいしいチベット料理屋さんもたくさん軒を連ねています。
 以前、難民キャンプがあったところは現在は何もない広場になっており、はじっこにストゥーパ(仏塔)が立っています。

チベット難民キャンプ跡地

③日本山妙法寺&シヴァ神像へのハイキング スタート!

 洞窟やチベット村から400mほど西に進んでいくと、日本山妙法寺のストゥーパへ続く道が右手に出てきます。
 右折する道は、その名も「Peace Stupa Access Road」というそのままの名前で非常にわかりやすいですね!
 ここから日本山妙法寺へは坂道や階段を1時間ほど登っていくハイキングとなります。結構急な場所もありますので、適度に休憩をとりながら上がって行きましょう。

大通りから右折して入るPeace Stupa Access Road

 Peace Stupa Access Roadに入って50mほど進んだら左手に階段がありますので、その階段を登って行きます。
 字がはげたり、いたずら書きされて読みづらいのですが、一応、こっちがストゥーパですよ、の看板が出ています。

Peace Stupa Access Roadの左側にあるハイキング道の入り口
ハイキング道の入り口の看板

 この後も数回道が分かれている場所はあるものの、基本的にはGoogle mapの道が正しかったので、それに沿っていけば到着できますし、正解の道の階段には必ず黄色い手すりが付いていますので、黄色い手すりを目印に進んでいっても迷わなくて良いと思います。

ハイキング道の目印は黄色い手すり
ハイキング道
ハイキング道の目印は黄色い手すり

 頂上付近でビューポイントがありますので、ちょっと休憩してもよいかもしれません。
 道中、「こんなところにカフェやレストランがあるの?」と思うような場所にカフェやレストランなど休憩できる場所がありますので、疲れた場合は、休み休み進むとよいと思います!
 途中から目視でもストゥーパが確認できるようになりますが、最後の方はホテルやカフェの横道を通って、日本山妙法寺の入り口に到着します。入場料はかかりません。
 ハイキングではなく車などで来た場合は、お寺入り口左手の商店街になっている坂道を下っていくと5分ほどで駐車場に到着できます。

頂上付近のビューポイント
頂上付近のビューポイント
ところどころにあるレストランやカフェ
遠くに見える日本山妙法寺の白いストゥーパ

 お寺の入り口を通って、少し石段を上がりながら進んでいくと、正面に立派な白いストゥーパが見えてきます。
 ストゥーパがある広場の手前で靴を脱いでから進みます。ストゥーパの中腹までは階段で登ることができます。
 天気がよければ、ここからポカラのフェワ湖、マチャプチャレやアンナプルナ連峰などのヒマラヤ山脈の山々が見えます。

日本山妙法寺の入り口
お寺から見えるフェワ湖とヒマラヤ山脈
白いストゥーパ
チベット仏教の祈り方の五体投地をする女性
チベット仏教の祈り方の五体投地をする女性
チベット仏教の祈り方の五体投地をする女性
ストゥーパの前で祈る信者の方々

 日本山妙法寺からプンディコット・シヴァ神像までも歩いて1時間程度で到着します。
 寺の入り口から坂を下って駐車場に出ると道があるので、その道をそのまま急な坂を登って進んでいきます。かなり急な坂なので注意しましょう。
 駐車場には無料のトイレもありますので、利用をしておくとよいかと思います。

寺から駐車場まで続くお店の並ぶ参道
日本山妙法寺の駐車場
車道沿いにあるシヴァ神像までの道案内の看板

 寺の周辺はレストランやカフェや小さなお店などの休憩できる場所もありますので、疲れたら無理をせず休み休み進んでいきましょう。
 実は行きは気が付かなかったのですが、寺の入り口を正面に見て右手すぐに道が通っており、その道を進むとあまり高低差がないままプンディコット・シヴァ神像に続く道に出ることができるので、こちらの方がオススメです。
 普通に駐車場から道を登っていくより10分以上は時間を短縮できると思います。

日本山妙法寺の入り口のすぐ右側にあるシヴァ神像までの抜け道

 日本山妙法寺からプンディコット・シヴァ神像へは逆V字の道を進んでいくのですが、ちょうどこの逆V字が終わりそうな頃に道の右側にプンディコット・シヴァ神像へと続く石段が出てきます。
 一応看板はあるのですが、サビサビになっており非常に読みづらいです。ここから非常に急な石段の坂をプンディコット・シヴァ神像の入り口の横側の小道まで30分ほど登っていくのですが、ここが結構きついです。休みながら行かないとちょっと登りきれません。

ここから急な石段がシヴァ心臓の入り口まで続きます!
徐々にシヴァ神像の後ろ姿が見えてきます

 登り切るとすぐにプンディコット・シヴァ神像の入り口に出ます。入場料はかかりません。
 このシヴァ神像は2021年6月に完成した、非常に新しい観光地でたくさんのネパール人も訪れていました。
 シヴァ神の台座付近までは登ることができるのですが、靴を脱いでから出ないと登れません。
 入り口付近にはレストランやカフェ、お店などがありますので、ここで休憩することもできます。

プンディコット・シヴァ神像の入り口
プンディコット・シヴァ神像
プンディコット・シヴァ神像
プンディコット・シヴァ神像

④まとめ

 今回は、ポカラのレイクサイドから1日で行くことができるハイキングのコースをご紹介させていただきました!
 ポカラはとても魅力的な場所がたくさんありますので、観光をフェワ湖とレイクサイド周辺だけで終わらすのはとてももったいないです!
 洞窟や滝、お寺やシヴァ神像などなど非常に変化に富んだ魅力をぜひとも楽しんでいただきたいと思います!
 別の記事でレイクサイド周辺や町の北東部の穴場観光地もご紹介しておりますので、ご興味のある方は、ご参照いただけるとうれしいです!

こちらもご覧ください。

最後に実際にポカラを訪れて感じた感想を簡単にまとめていきたいと思います!

  • カトマンズやルンビニと比べると若干空気がきれい!でも朝は光化学スモッグがすごい!
  • フェワ湖と山の景色が最高!
  • さすがネパール1の観光地!見どころがたくさんある!
  • ポカラ・ディズニーランド、いろいろヤバい
  • 個人的にはおいしいレストランがネパールで1番多かった!
  • トレッキングの拠点に便利!
  • 道がデコボコじゃなかったらレンタサイクルするんだけどなー
  • 日本山妙法寺とシヴァ像へのハイキングが楽しい!