・ジグリスヴィルの「パノラマ橋」から湖と山々の絶景
・イゼルトヴァルト「ブリエンツ湖の桟橋」でドラマの世界へ
・アルプスの大自然を体感!フィルストで雲上の散歩
※2025年6月時点の情報
※1CHF(スイスフラン)=約185円
「愛の不時着」に時々出てくるスイスの風景、すごく印象的ですよね。実はドラマのロケ地はインターラーケン(Interlaken)の町の近郊にたくさん位置しているんです。
今回はインターラーケン郊外のロケ地からジグリスヴィル(Sigriswil)、イゼルトヴァルト(Iseltwald)、フィルスト(First)の3ヶ所についてご案内をしようと思います。
①ジグリスヴィルのパノラマ橋 絶景とロケ地の融合
「愛の不時着」でも印象の強く、何度も回想シーンで使われる、ユン・セリがリ・ジョンヒョクからカメラを受け取った「あの橋」がジグリスヴィルのパノラマ橋(Panoramabruecke Sigriswil)です。
今回はインターラーケンからではなく、トゥーン(Thun)からバスを使って行き、ジグリスヴィルからインターラーケンへ抜けるルートでまわりました。トゥーンからジグリスヴィルへ行くバスの乗り方については別の記事に記載をしておりますので、下記リンクをご参照ください。
バス停は終点のため、降りる場所に迷うことはありません。バスを降りたら、教会と墓地を左手に見ながら、そのまま進行方向へ向かって進むと右にパノラマ橋、左にチケット売り場が見えてきます。





パノラマ橋のチケット代は1人8CHF(約1,500円)ですが、3人以上いる場合はファミリー割引が適用となり、3人目からは4CHF(約750円)の割引料金が適用されます。
橋自体は非常に安定しているため、それほど揺れたりはしません。橋を抜けて少し歩くと、少しひらけたところにホテルやレストラン、駐車場があったので、レンタカーなどで来る場合は、橋の反対側から見学することも可能そうです。
チケット売り場の反対側には無料のトイレがあるので、行き帰りのどちらかで利用しておくことをオススメします。なお、トイレも非常に清潔でした。ただし男女で同じトイレを利用するため、女性は少し抵抗感があるかもしれません。
※スイスを含めた西ヨーロッパではトイレは有料なことが多いため、無料のトイレを見つけた際は利用しておくと良いです。




パノラマ橋の見学後は、25番のバスでGunten dorfまで5分ほど乗車、21番バスに乗り換えて約30分でインターラーケン・オスト駅(Interlaken Ost)に到着しました。
トゥーンからジグリスヴィルのバスも、ジグリスヴィルからインターラーケンへのバスも、どちらもスイストラベルパスで無料で乗車ができました。
今回は時間の関係でよりませんでしたが、途中のスイス・ケイブ(Swiss cave)も楽しそうでした。

②イゼルトヴァルト ブリエンツ湖の桟橋、ピアノ演奏の名シーン
イゼルトヴァルト(Iseltwald)は、リ・ジョンヒョクが湖畔でピアノを演奏して、ユン・セリがフェリーからピアノの音を聞いた「あの桟橋」があるブリエンツ湖畔の町です。
インターラーケン・オスト駅の広場が円形の水の張った台のような作りになっているのですが、それに沿った場所にイゼルトヴァルト行きの103番バスが停車します。
ここからイゼルトヴァルトの桟橋へは、Iseltwald Dorf Platzというバス停で下車します。バスは普通とエクスプレスバスがあるのですが、今回はたまたまエクスプレスバスがいたので、そちらに乗車しました。
インターラーケン・オスト駅から15分ほどで到着と、比較的近い場所に位置します。

現地に到着し、バス停を降りて湖の方へ進むと、すぐに「あの桟橋」が目に入ります。手前には柵が設置されており、柵についたコイン投入口に5CHF(約900円)を入れると柵があき、桟橋に渡れるようになります。
1組、1組の撮影が結構長い時間かかっている印象で、自分たちの番になるまで、少し待たないと行けない場合も、タイミングによってはあるかと思います。

帰りは時間が合えば、ブリエンツ湖を運行するインターラーケン・オスト駅裏の桟橋行きのフェリーに乗ると楽しいかと思います。
ブリエンツ湖の美しい景色を楽しみながら、イゼルトヴァルトからインターラーケンまで、約45分で到着します。こちらもスイストラベルパスで無料で乗船が可能です。


③フィルスト 絶景の展望台 雲上散歩とロケ地めぐり
最後は、インターラーケンから少し電車で登った位置にあるグリンデルワルドから、ゴンドラに乗って訪れることができるフィルスト(First)について、ご紹介させていただきます。
インターラーケンからグリンデルワルトの行き方については、別の記事に記載しておりますので、下記リンク先の記事をご覧ください。
こちらの記事もどうぞ
フィルストは複数の場面で、ロケ地として使われています。下記がその場面です。
- ユン・セリが竜巻に巻き込まれて、北朝鮮に行ってしまうシーンの飛行中のシーン
※ドラマでは韓国国内の設定ですが、撮影場所はフィルストとなります - ユン・セリがリ・ジョンヒョクとソ・ダンの写真を撮った場所
※カメラを受け取ったのはジグリスヴィルで、撮影をしたのはフィルストと1つの場面で実は2カ所で撮影しています - 最終回でユン・セリがパラグライダーで降りてきて、リ・ジョンヒョクと再会する場所
フィルストへはグリンデルワルト駅から道なりに、目抜通りの緩やかな坂道を10分ほど進んでいくと、左側にゴンドラ乗り場があります。朝8時から運行が開始されています。
チケットは現地でも問題なく買えますがインターラーケン・オスト駅でも事前に購入は可能です。予約は特に必要ございません。
乗車料金は往復38CHF(約7,000円。スイストラベルパスで25%オフ後の料金)となります。7,000円と聞くととても高く感じるのですが、スイスに数日いると現地物価に慣れてしまい、「あんまり高くないな」と感じてしまうので、不思議なものです。


1ゴンドラ6名までの乗車で、往路はギューギュー、復路は空いているので自分たちだけで乗車が可能なことが多いです。約30分ほどで終点のフィルストの展望台の駅に到着します。
標高が2,000mを超えるため、夏に行く場合でも軽く羽織れるものがあると便利です。



私たちはやりませんでしたが、バギー、自転車、パラグライダー等々アクティビティも可能です。レストランや無料のトイレなどもあります。
愛の不時着のロケ地にはハートのマークの撮影スポットあり、わかり易いです。ただし実際の撮影ポイントとは異なっており、何も目印もないため、ドラマの撮影場所は動画を見ながら自分で確認して探すしかないです。実際のロケ現場に印つけておいていただけると楽なんですが…仕方がないですね。
単純にまわりの景色も圧巻の絶景ですし、断崖絶壁に張り出した撮影スポットなどもありますので、愛の不時着のファンの方以外でも十分楽しめると思います。撮影スポットはどこも無料です。
今回、ロケ地であること以外は特に期待していなかったということもあり、良い意味で予想を大きく裏切られたな、と感じました。大満足です!




展望台以外にも無料で絶壁沿いを歩くことができるクリフ・ウォーク(Cliff walk)もあり、アクティビティをしない場合でも、見学には1時間半くらいは必要になるかと思います。

④まとめ
今回はインターラーケン近郊の「愛の不時着」のロケ地を中心にご紹介いたしました。個人的にはドラマのファンでなくても、とても楽しむことができる場所ばかりだな、と感じました。
特にフィルストについては、今まで何度もスイスを訪れていますが、その中でもかなり上位に入るほど、満足度の高い観光地だと思います。