・ジョグジャカルタ市内を巡る!王宮とSNSで人気の水の宮殿
・中心地にたくさんの市場!散策しながら現地の普段の生活に触れる
・旅の拠点として非常に便利!ジョグジャカルタからどこへ行けるのか?
※2025年9月時点の情報
※100IDR(インドネシアルピア)=約1円
ジョグジャカルタという町をご存知でしょうか?首都ジャカルタがあるジャワ島の中部に位置する、ジャワ島最大の観光都市です。インドネシア全体でもバリ島と双璧をなす、見どころにあふれた地域となっております!
ジョグジャカルタは、世界3大仏教遺跡の1つであるボロブドゥールへの拠点としても知られており、それ以外にも世界遺産のプランバナン遺跡や圧倒的な自然景観にも恵まれています!
そんな観光資源の宝庫、ジョグジャカルタですが、今回はまずは町自体の利便性や市内観光について、ご紹介をさせていただきます。
郊外の観光については、今後別の記事でいくつも出していく予定ですので、よろしくお願いいたします!
①お宿はソスロウィジャヤン地区がオススメ!
観光客の多いジョグジャカルタは、いろいろな地域にたくさんの宿が存在しています。その中でも特にホテルやゲストハウスが多いのは、ジョグジャカルタ駅周辺のソスロウィジャヤン地区(Sosrowijayan)と王宮南広場から南東に1kmほど進んだ場所にあるプラウィロタマン地区(Prawirotaman)の2つのエリアです。
どちらもたくさんのホテルやゲストハウスがありますが、ジョグジャカルタが初めての人であれば、ソスロウィジャヤン地区での宿泊をオススメします。
なぜソスロウィジャヤン地区をオススメするかは、下記の理由からです。
- ジョグジャカルタ駅(旧名 トゥグ駅)から近いため、中長距離の移動に便利
- 1番の繁華街であるマリオボロ通り(Jalan Malioboro)に近く、食事や買い物に便利
- ソスロウィジャヤン通りには安めから中級の宿、マリオボロ通りには高級ホテルがあるなど、いろいろな料金レンジの宿のタイプがあり、選択肢が広い
- 近くにプランバナンやギワガン・バスターミナルに直通で行けるトランスジョグジャ(ジョグジャカルタの市内バスの名称)の乗り場がある
- ボロブドゥール行きの直行バスの乗り場まで徒歩20分程度で行ける
- ソスロウィジャヤン通り周辺に旅行会社が複数あり、ツアーの参加・申し込みが便利
※オススメは「Sosro Tour Travel」という旅行会社で後半で別途紹介しています。 - レートの良い両替屋が近くにある
※ソスロウィジャヤン通りの一つ南にあるダゲン通り(Jalan Dagen)の「Money Changer Yusuf」というお店です。
※ジョグジャカルタには両替屋が非常に少ないです!
そのほかにも、ソスロウィジャヤン通りには、ジョグジャカルタの名物料理のナシ・グデッの名店「Gudeg Mbok Lindu」などもあるので、ぜひお試しください!






②見どころ満載!世界遺産に登録された市内の見どころ紹介!
次に2023年にユネスコ世界遺産に登録された、ジョグジャカルタの市内の観光についてご紹介したいと思います!
近年写真映えすると人気の離宮や歴史ある王宮、市民の日常を垣間見ることができる多数の市場などワクワクする場所がたくさんあります!
市内観光は徒歩で1日でも無理なく回れるかと思いますので、ゆっくりと自身のペースでお楽しみいただければと思います。
A. クラトン(Kraton、王宮)
マリオボロ通りを15分ほどまっすぐ進むと大きな王宮北広場(Alun Alun Lor)に出ます。広場をぐるっと回って進んでいくとクラトン(Kraton、王宮)に到着します。
以前までクラトンは北と南で入り口もチケットも分かれていたのですが、現在はクラトン北側は公開されておらず、北側のチケット売り場だったところは王宮馬車博物館(Museum Kareta Kraton)のチケット売り場に変わっており、クラトンのチケット売り場ではないので、要注意です。
もともとクラトンは南側が中心で北側の展示物については、あまりいい評判ではなかったため、一般見学を取りやめたのかもしれません。観光としても南さえ見れれば十分満足できると思いますので、ご心配いりません!
道なりにもう少しまっすぐ進むと左側にクラトンの南側の入り口があります。クラトンの南側のチケットは25,000Rp.(約250円)です。
チケットの代わりに手首につけるバンドをくれますので、こちらをつけてください。
クラトンの南側では、毎日午前中に入り口から入ってすぐの儀式の間(Bangsal Sri Manganti)にて、何かしらと伝統舞踊や演奏、影絵芝居などが無料で披露されてます。
今回は影絵芝居でした。演奏も聴くことができ、250円のチケットに含まれていると思うと非常にお得な気がしますね!
少し進むと右側に謁見の間が(Bansal Kencana)見えてきます。左側にはバティック展示室と第9代スルタン博物館があるのですが、第9代スルタン博物館は2025年9月現在は休館中でした。
観光を終えて外に出る際は元の入り口に戻っても良いのですが、謁見の間の方にも出口があるので、そこから出ると、ガスム市場やタマン・サリまでの近道になります。











B. タマン・サリ(Taman Sari)
タマン・サリ(Taman Sari)はクラトンの南側出口やガスム市場から歩いて10分程度で到着できます。
入り口右手にチケット売り場があります。入場料は25,000Rp.(約250円)です。クラトン同様にチケットの代わりに手首につけるバンドをくれるので、そちらをつけて入場します。
離宮ということもあり、王宮のクラトンの影に隠れてしまいがちですが、実は結構満足度が高い観光地です。
まるで遺跡のような建物と中庭の見事な池(プール?)は非常に写真映えのするスポットです。別名「水の宮殿」と呼ばれているくらい、この池と建物の景色が素晴らしい場所です。
近年はSNS上で話題となり、クラトンを超えるような人気を誇っています。










C. クランガン市場(Pasar Kranggan)、ブリンハルジョ市場(Pasar Beringhajo)、ガスム市場(Pasar Ngasem)
ジョグジャカルタ市内には市民の日常を見ることができるローカルマーケットがたくさんあります。その中から、中心部から行きやすく、散策の楽しい市場を厳選して3ヶ所ご紹介させていただきます。
まず最初はジョグジャカルタ駅の北側のJalan Diponegoro沿いにあるクランガン市場です。駅から徒歩20分くらいで到着します。
庶民の市場という感じで外側は飲食店が並び、中は食材や日用品などが所せましとおいてありました。
観光客は皆無でほぼ地元民のため、地元の雰囲気を味わうにはいい場所ではないでしょうか。




2番目にご紹介する市場はブリンハルジョ市場です。この市場はマリオボロ通りを南へ進んでいき、通りの名前がJalan Ahmad Yaniに変わってもう少し進んだ左側にある市場になります。
ここは衣料品を扱う店が集まった市場で、やはり地元民が日常から通う市場なので、地元の雰囲気を味わえるいい市場の一つと言えるのではないでしょうか。
マリオボロ通りにも非常に近いので、アクセス的には1番よく、気軽に散歩で訪れることができます!


最後にご紹介するのは、ガスム市場です。タマン・サリの北側にあり、遺跡や噴水などが市場の中にあります。若干他の市場と雰囲気が違っており、散策も楽しいです。
クラトンとタマン・サリの間にありますので、観光の合い間で立ち寄りやすい市場でもあります。周辺にはレストランやカフェなどもありますので、休憩などでも利用できるかもしれません。
地元民中心ではありますが、場所が観光地から近いため、他の市場よりも少し観光客の姿がちらほら見えます。
中は飲食店や食材が中心となっており、広さはそれほどありません。回りは入り組んだ路地になっているので、お散歩するのも楽しいのではないでしょうか。



③多岐にわたるツアーが出発!旅の拠点として便利なジョグジャカルタ
市内にも観光地が多くあるジョグジャカルタですが、この町にたくさんの観光客が訪れるのには理由があります。
1番の理由は、インドネシアの観光地でも1番人気である世界3大仏教遺跡のボロブドゥールや世界遺産のプランバナン遺跡から1番近い町であり、観光の拠点として非常に優れているという点です。
これらの世界的に有名な遺跡の他にもたくさんの観光資源に恵まれており、多岐にわたるツアーがジョグジャカルタから出発しています。
私も今回、約1週間ほど滞在し、複数のツアーに参加したり、個人で遺跡を回ったりしました。
ジョグジャカルタから参加ができるツアーの一例を下記にご紹介いたします!実際に参加したツアーについては、別の記事でご紹介をさせていただきます!
ボロブドゥールとプランバナンについては、ツアーに参加しなくても行くことは可能ですが、ツアー参加により気軽に訪れることも可能です。
- ボロブドゥールツアー
サンライズツアーは現在行っておらず、サンセットツアーや周辺の寺院にも訪れるツアーなどたくさんの種類のツアーがあります。
ボロブドゥールの登壇予約も一緒にしてくれる旅行会社もあります。 - ボロブドゥール&プランバナンツアー
- プランバナンツアー
- ディエン高原ツアー 今回参加しました!別の記事でご紹介予定です!
- ジョンブラン洞窟&ピンドゥル洞窟ツアー 今回参加しました!別の記事でご紹介予定です!
- ソロ近郊 スクー寺院&チュト寺院ツアー 今回参加しました!別の記事でご紹介予定です!帰りにソロ市内で下車することも可能です。
- ムラピ山ジープツアー 2023年の噴火によりトレッキングツアーは2025年9月現在では催行しておりませんでした。
- プロモ山 1泊2日ツアー
- プロモ山&イジェン火山 2泊3日ツアー
ジョグジャカルタに戻ることも可能ですし、イジェン火山近郊のバニュワンギで下車したり、バリ島まで渡って下車することもできますので、移動手段としても利用できます!
今回は、ソスロウィジャヤン通り近くにある「Sosro Tour Travel」という旅行会社でツアーに参加しました。
料金も他社と比べて比較的安く、ツアー内容に追加して無料で他の観光地などによっていただけたり、ガイドさんの提案でレストランや有名なコピルアクコーヒーの焙煎所に連れて行ったりしてくれました!
もしジョグジャカルタでツアーに参加する予定の方がいらっしゃったら、Sosro Tour Travelはオススメです!
④まとめ
今回は、ジョグジャカルタの市内観光や両替屋、ツアー会社などの情報をご紹介させていただきました。
市内観光も楽しいですし、何よりもいろいろなところに行ける拠点の町として、これほど旅行者に必要なものがそろっており、便利な町はなかなかないと思います!
人それぞれ滞在日数や行きたい場所などが違うため、どの観光地に行くべき、どのツアーに参加するべき、と断言することは難しいのですが、必ずその人その人によってお気に入りの場所が発見できるかと思います。
歴史、遺跡、市場、洞窟、山、高原などなど多岐にわたる魅力の宝庫、ジョグジャカルタにぜひ皆さんも足を運んでいただければうれしいです!